良品計画は4月23日から、現在発売している無印良品のドリンクをペットボトルからアルミ缶に容器を変更し、発売する。
同社では、持続可能な社会に向けてすぐにできる事として、飲料全般のボトルを循環型資源であるアルミ素材に切り替える事に着手した。アルミ缶は、日本国内のリサイクル率が約98%、さらに水平リサイクル率(缶から缶へ)も約70%と高く、繰り返しリサイクルできる素材だという。さらにアルミ缶のボトルは遮光ができるため、透過が抑制されることで賞味期間が長くなり、フードロスの削減にもつながるとのこと。
アルミ缶に切り替えるドリンクは、「ノンカフェイン グリーンルイボスティ」「同 ルイボス&黒豆茶」「同 とうもろこし茶」「同 マスカット&ルイボス」「同 黒豆茶」「中国産茶葉使用 茉莉花茶」「同 武夷岩烏龍茶」(各90円)と、「果汁100%ソーダ(りんご、ぶどう、みかん、桃)」シリーズ(各190円)、「国産生姜使用 ジンジャエール」(150円)の全12種。
また、同社では「みずから、はじめよう。」と題した"水"を起点としたサステイナブルな取り組みを展開していく予定とのこと。プラスチックごみ削減の一環として、無印良品の店内にて無料で行っている給水サービスは、2021年12月末までに国内の全店舗460店舗への導入を予定している。
「もっと給水スポットを増やしてほしい」という声に応えるため、店舗以外にも、他企業や地方自治体への給水機導入をはじめとする"水"を起点とした取り組みも開始した。三井不動産レジデンシャルとナイキが運営するスポーツ施設「TOKYO SPORT PLAYGROUND SPORT×ART」にも、無料で使える給水器を4台設置している。
5月には熊本市と連携協定を締結予定。今後、熊本市と連携し、"水"を通じた持続可能な社会の実現のための取組みを進めていく。具体的には、熊本市内施設に給水機の設置(8台)、熊本市立の小中学校でマイボトルの習慣化を促進する出前教室のサポート、市内の水源をめぐるウォーキングイベントの開催など(予定)。
※価格はすべて税込