国土交通省は15日、ひたちなか海浜鉄道から申請されていた鉄道事業法第3条にもとづく第一種鉄道事業許可申請について、湊線の終着駅である阿字ヶ浦駅から国営ひたち海浜公園西口付近までの延伸事業(2つの新駅を含む3.1kmの延伸)を1月15日付で国土交通大臣が許可したと発表した。許可路線の開業は2024年春を予定している。
この延伸事業は、ひたちなか市のまちづくりと連携し、公共交通の維持・確保や移動の利便性向上を図るとともに、地域の活性化を図るため、湊線の延伸についてひたちなか海浜鉄道から申請された。
本格工事は2022年度から開始され、2024年春の開業をめざす。延伸により、年間200万人以上が訪れる「国営ひたち海浜公園」へのアクセスの多様化が図られ、鉄道を利用して公園を訪れる利用者の増加が見込まれるとともに、終端駅に交通ターミナル機能を整備することによる交流人口の拡大や地域活性化が期待されている。