小学校へ入学するお子さんのために勉強机を購入したけれど、どこに配置すればいいか分からない、と迷っている方も多くいるのではないでしょうか。自宅で学習する習慣をつけ、勉強意欲や集中力を高めるためにも学習環境は大切です。お子さんに適した学習環境を与えるためにも、勉強机の配置は重要なポイントと言えるでしょう。

本記事では、勉強机の配置場所、および選び方のポイントを紹介します。

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    集中して勉強ができるお部屋にするためのレイアウトを考えましょう

勉強机のレイアウトのポイント

ここでは勉強机のレイアウトを考える際に、押さえておくべきポイントを紹介します。

自然光の入る明るい場所

太陽光などの自然な光は目にも優しく、集中力を高める効果があるといわれています。明るすぎても暗すぎても集中力が落ちるので、日中は自然光が机の上を照らす程度の明るさがキープできる場所に勉強机を配置すると良いでしょう。

また、窓際に机を配置する場合は、車の騒音などの環境音が気にならない程度の環境かどうかが重要です。

整理棚を配置する

勉強机が整理されていると、必要な教材や資料を探す手間も省け、より勉強に集中できます。勉強机の近くにラックか整理棚をおいて、教材などがすぐにとりだせる環境を作りましょう。ただし、整理棚にマンガやフィギュアなどがあると集中力の妨げになる可能性もあるので、ご注意を。整理棚はキャスター付きのミニラックなど、部屋の大きさや用途によって適切なものを選ぶと良いでしょう。

集中力が高まる色を使う

色も、集中力を高めたり持続させたりするのに影響を与えています。集中して勉強できる効果がある色は青色や緑色です。青色や緑色には心を落ち着ける効果があります。赤は信号機でも危険や注意を促す色なので気持ちが集中しません。心理学的要素を上手く取り込んだレイアウトを考えましょう。

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    集中力を高めるためには勉強机の配置にこだわってみましょう

勉強机の選び方のポイント

勉強机はお子さんの成長に合わせて調節できるタイプがおすすめです。最近では、椅子や机の高さが調整可能なものや、パーツの組み合わせによって変形が可能なものなどがあります。

また机は教科書やプリント、ノートなどを広げられる、ゆったりとした広さの勉強机がいいでしょう。耐久性があり丈夫な勉強机を探しましょう。

椅子だけでも、キャスター付きの椅子や折り畳み式の椅子、姿勢を矯正してくれる椅子など種類が豊富にあるので、実際に量販店に行って座ってみるなどして、お子さんに合うものをしっかり選びましょう。

机のサイズ

勉強机は広めのものを用意しましょう。最近は小学生でも宿題をする時にパソコンを使用することがあります。パソコンや教科書などを広げられるサイズがいいでしょう。配置スペースが広く取れず、コンパクトなものを選びたいという場合は、天板の高さや広さが調整できる机がおすすめです。

机の色や素材

机は耐久性のある無垢の木で作られた机を選ぶといいでしょう。木目は優しい印象がありますし、使い続けて味がでるものもあります。机の色は茶色が一般的です。あたたかみのある茶色はリラックス効果が期待できます。

机の高さ

勉強机の高さを考える時、お子さんに腰かけてもらって椅子の高さから机の適当な高さを算定します。お子さんが椅子に座ったときに足裏がきちんと床に着く状態か確認しましょう。高すぎても低すぎても姿勢や視力が悪くなる原因となるので、注意が必要です。

勉強机にセットでついている椅子は高さ調節できるタイプのものも多く長く使えます。肘がおける椅子もあるので椅子と机のバランスも確認しましょう。

座り心地の良い椅子も準備

勉強机についている椅子が座りにくいようなら、クッションを置くなどの工夫をしましょう。膝あてがついたスレッドチェアや足置きリングがついている椅子もあります。また、座面の高さ調節がついている椅子を選びます。小学校低学年と高学年では体型や体格も異なります。他に回転タイプの椅子や姿勢のバランスが良くなる椅子もあります。正しい姿勢が自然と身につく椅子を基準に選ぶことも大切です。

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    勉強机を長く使うポイントを確認しましょう

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勉強机の配置は、集中力を高めるために重要であることを紹介しました。配置場所だけではなく、色やデザイン、サイズなども勉強机を選ぶ際に気を付けたいポイントです。