ブランド総合研究所は10月14日、全国1,000の市区町村(全792市+東京23区+185町村)および47都道府県を対象とした「地域ブランド調査2020」の結果を発表した。調査は6月24日~7月20日、全国の消費者3万1,734名(性年代別、地域別にほぼ同数)を対象にWEBで行われ、各地域に対して魅力度など全84項目についての評価を集計したもの。今回で15回目。

  • 第15回「地域ブランド調査2020」都道府県の魅力度ランキング

    第15回「地域ブランド調査2020」都道府県の魅力度ランキング

全国で最も魅力的な都道府県は、12年連続で「北海道」(魅力度60.8点)という結果に。以下、2位「京都府」(49.9点)、3位「沖縄県」(44.1点)、4位「東京都」(36.4点)、5位「神奈川県」(34.7点) 、6位「大阪府」(31.9点)、7位「奈良県」(30.6点)、8位「長野県」(30.5点)、9位「福岡県」(29.6点)、10位「石川県」(29.2点)となった。

前年3位から順位を落とした「東京都」(36.4点)については、「魅力度」(36.4点、前年比-7.4ポイント)をはじめ、「観光意欲度」(43.0点、前年比-4.4ポイント)、「居住意欲度」(20.5点、前年比-5.8ポイント)のポイントも低下。いずれも低下幅は47都道府県で最大になるなど、東京都への各行動意欲が大幅に低下していることがわかった。

一方、前年から魅力度が最も上昇した都道府県は「長野県」で、前年の24.8点(10位)から30.5点(8位)と5.7ポイント上昇。また、「石川県」(前年比+3.8ポイント)や「沖縄県」「茨城県」(ともに前年比+3.7ポイント)の魅力度もアップした。

市区町村1位は「京都市」

  • 第15回「地域ブランド調査2020」市区町村の魅力度ランキング

    第15回「地域ブランド調査2020」市区町村の魅力度ランキング

市区町村では、「京都市」(51.9点)が3年ぶり3度目の1位を獲得。続いて、「函館市」と「札幌市」(51.3点)が同点で2位となり、以下、4位「横浜市」(48.1点)、5位「小樽市」(46.9点)、6位「神戸市」(44.8点)、7位「鎌倉市」(44.6点)、8位「金沢市」(43.8点)、9位「富良野市」(43.7点)、10位「仙台市」(38.8点)と続いた。

前年から魅力度が最も上昇した市区町村は、「糸満市」で前年の11.1点(264位)から17.0点(143位)と5.9ポイント上昇。次いで、「稚内市」(前年比+4.9ポイント)や「柳川市」(同+4.0ポイント)のポイントも4ポイント以上アップした。