イー・ラーニング研究所は10月12日、「Withコロナ時代における子どもたちの将来に関する調査アンケート」の結果を発表した。調査期間は2020年9月10~27日、調査対象は20代~50代の子どものいる親で、有効回答は219人。
4人に3人が「新型コロナは子供の将来に影響がある」
子どもの教育において新型コロナウイルスによって影響が出たものはなにか聞くと、「長期休暇中の学習フォロー」が半数以上の113人、次いで「普段の学習のフォロー」が87人となった。
新型コロナウイルスを受けて子どもの進路を変えたかとの問いには、9割超の202人が「いいえ」と回答。一方、新型コロナウイルスは子どもの将来に影響があると感じている人は、約4人中3人(168人)に上った。
子どもの将来を見据えた取り組みとして行っているものは、1位「得意なことを見つけて伸ばす」(109人)、2位「思考力を鍛える」(89人)となった。
子どもに養わせたい能力では、「コミュニケーション力」(157人)が断トツのトップ。次いで2位「判断力」(100人)、3位「表現力」(85人)と続いた。
新型コロナウイルスを受けて子どもに対して新たに資格を取らせたいと考えている親は約6割(127人)。具体的には、「実用英語技能検定(英検)」(86人)が最も多く、次いで「ジュニア・プログラミング検定」(81人)が僅差で続いた。以下、3位「日本漢字能力検定(漢検)」(24人)、4位「珠算能力検定」(20人)、5位「実用数学技能検定(数検)」(18人)なった。
同調査では、「新型コロナウイルスによって先行きが不透明になっているため、英語やプログラミングなど社会に出てからも使えるような能力を身につけられる資格に注目している」と推察している。