再春館システムは8月27日、在宅勤務などのテレワークをセキュアに支援する「かんたんテレワーク」のLite版メニューを提供開始した。参考価格は、オンプレ版(オンプレミス)が50ユーザーの場合で1ユーザーあたり月額1450円(税別)、クラウド版が同1700円(同)。いずれも初期設定費用が別途必要。

  • 通常版とLite版の機能比較

同社は、テレワークに必要な仮想デスクトップ環境の構築とセキュリティニーズをオールインワンで満たすセキュアVDI(Virtual Desktop Infrastructure)製品である「かんたんテレワーク」を2020年5月に提供開始したが、より多くの企業にセキュアなテレワーク環境を利用してもらえるよう、リーズナブルな価格の新サービスを新たにメニュー化したという。

主な特徴として同社は、1)テレワークに必要なセキュリティがオールインワン、2)テレワークで利用するクライアント端末を選ばない、3)提供はオンプレミス/クラウドの2パターンから選択でき、将来的にVDIへの移行も可能の3点を挙げる。

セキュリティのオールインワン提供に関しては、「いつでも」「どこからでも」「どのデバイスからでも」社内環境へのアクセスを暗号化通信(SSL-VPN)や多要素認証でセキュアに実現するという。

また、アクセス監視機能で不正アクセスへの対応やユーザーが利用する端末への機能制限(ローカルへデータ保存、プリントアウト禁止など)で企業の情報資産を守るとしている。

クライアント端末については、社用/個人所有PC・シンクライアント・スマートフォン・タブレットなど、HTML5対応のブラウザとインターネットがあれば、どんな端末からでも社内環境へセキュアにアクセスが可能とのこと。

利用端末への専用ソフトのインストールは不要で、現在使用中の端末から即日利用可能なため、災害などの緊急時における事業の継続性を支援するという。

提供形態はオンプレミスまたはクラウドの2パターンから選択でき、将来的にかんたんテレワークに移行する際も、それまでの投資を無駄にせず拡張可能としている。