三井ダイレクト損害保険はこのほど、「チャイルドシートの使用に関する調査」の結果を発表した。同調査は7月21日〜24日、子どもがいる全国20代〜40代の男女1,103人を対象に、インターネットで実施した。
-
7割以上の親が、子どもにチャイルドシートへの着席を嫌がられ苦労した経験がある
法律で「チャイルドシートの義務化」が定められてから今年で20年になる。チャイルドシートへの着席を子どもに嫌がられて、苦労した経験があるか尋ねたところ、73.1%が「毎回苦労している」「毎回ではないがよく苦労している」「たまに苦労している」と答えた。
年代別に見ると、「毎回苦労している」と回答した割合により大きな差がみられた。20代は27.0%、30代は16.5%、40代は6.4%で、若い親のほうがより苦労していることがわかった。
子どもがチャイルドシートを嫌がって、車の利用を断念したことがあるか聞くと、65.3%が「ない」、34.7%が「ある」と答えた。40代では「断念したことがある」が20.1%だったのに対し、30代では36.5%、20代では40代の2倍以上の43.8%と、若い親の方が断念することが多いことがわかった。
-
子どもがチャイルドシートを嫌がって、車の利用を断念したことがある人は34.7%
子どものチャイルドシートへの着席に苦労したと回答した人に、その対処法として効果的だったと思うものを尋ねると、「飲み物・食べ物を用意」(52.1%)が最も多く、「おもちゃ・絵本など遊ぶもの」(50.5%)が続いた。「泣いても気にせず、強引に乗せた」も32.5%見られた。
-
チャイルドシートを嫌がる子どもに効果的な対処法
チャイルドシートを使っていてよかったと思ったことがあるか尋ねたところ、81.3%が「ある」と答えた。そう思った経験としては、「急ブレーキをかけた時」という回答が目立った。
-
チャイルドシートを使ってよかったと思ったことがある人は81.3%
6歳未満の幼児には、チャイルドシートの使用義務があることを知っているか聞くと、9.1%が「知らない」と答えた。交通事故において、チャイルドシートを使っていないと過失割合が加算される場合があることを知っているかという問いについては、12.8%が「知らない」と答えている。
-
チャイルドシート使用義務を1割弱が「知らない」