JCBは8月20日、「キャッシュレス決済に関する調査」結果を発表した。調査対象は、20~60代のキャッシュレス決済を利用している消費者1,000名、コンビニ・居酒屋・タクシーで会計業務に携わっている人300名、小売店や飲食店の経営者・自営業者100名。調査期間は7月28日~31日。

  • コロナ禍のくらしで、これまで現金で支払っていたお店でも、キャッシュレス決済を利用するようになりましたか?

    コロナ禍のくらしで、これまで現金で支払っていたお店でも、キャッシュレス決済を利用するようになりましたか?

キャッシュレス決済を利用している一般消費者に対し、「コロナ禍のくらしで、これまで現金で支払っていたお店でも、キャッシュレス決済を利用するようになりましたか?」と質問したところ、65.5%が「あてはまる(非常に+やや)」と回答。

年代別にみると、20代(74.5%)が最も高く、最も低い60代でも58.5%と半数を超える結果に。若年層だけでなく、シニア層においても"現金決済からキャッシュレス決済"への移行が進んでいることが伺えた。

また、金額によってキャッシュレス決済と現金払いを使い分けることがある人は、57.1%。いくらくらいからキャッシュレス決済を利用しているか聞いたところ、「千円くらい」(26.6%)が最多に。「500円以下」の計(49.8%)を合わせると、76.4%が「千円以下」という定額からキャッシュレス決済を利用していることがわかった。

さらに、キャッシュレス決済が利用できないとわかって、お店の利用をやめた経験があるかと尋ねたところ、39.3%が「ある(頻繁に+時々+まれに)」と回答した。

  • 新型コロナウイルス感染拡大によって、キャッシュレス決済を利用するお客さんは増えましたか?

    新型コロナウイルス感染拡大によって、キャッシュレス決済を利用するお客さんは増えましたか?

次に、レジ・会計業務に携わっているコンビニ勤務者・居酒屋勤務者・タクシードライバーに、「新型コロナウイルス感染拡大によって、キャッシュレス決済を利用するお客さんは増えましたか?」と聞くと、64.3%が「増えた(非常に+やや)」と回答。特に、コンビニでは78.0%と8割近くにのぼった。

また、会計時に新型コロナウイルス感染にどのくらい不安を感じるかと尋ねたところ、半数以上となる61.7%が不安を感じている(非常に+やや)ことがわかった。

  • お店のレジ(会計)にキャッシュレス決済を利用・導入して良かったこと

    お店のレジ(会計)にキャッシュレス決済を利用・導入して良かったこと

調査によると、自身の経営しているお店のレジ(会計)にキャッシュレス決済を導入している小売店または飲食店を経営する経営者・自営業者は44%。そこで、キャッシュレス決済を利用・導入して良かったことを聞いたところ、「サービス向上につながった」(40.9%)、「会計トラブルが減った」(36.4%)、「お客さんの新型コロナウイルス対策になった」(31.8%)、「従業員の新型コロナウイルス対策になった」(27.3%)が上位にあがった。