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初心者におすすめのカメラ入門本12選|【基礎~応用】露出や構図、操作方法も
【この記事のエキスパート】
写真家:藤井 智弘
1968年東京生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科を卒業。96年に写真展を開催後、フリー写真家になる。
カメラ専門誌やWebでの撮影、執筆を中心に、各種撮影やセミナー講師などで活動。作品では国内や海外の街を撮影し、ライカカメラジャパンの公式インスタグラムにも作品が掲載される。
公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。デジタルカメラグランプリ選考委員。NHK文化センター講師。
【YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCz60-rAXMsFzsK42Ym_lcrw?
独学でカメラを学ぼうというときに助けとなるのが、初心者向けカメラ入門本。カメラの基本はF値・シャッタースピード・感度からなる「露出」の仕組みを理解することから始まります。そこで、この記事では、写真家・藤井智弘さんと編集部が厳選したカメラ入門本のおすすめと選び方をご紹介していきます。後半には通販サイトの最新人気ランキングもありますので、売れ筋や口コミもチェックしてみてください。
写真家が教える!
カメラの入門本の選び方
操作方法・構図・光の向き・レンズの種類など
学びたいことで選ぶ
まずは、自分が学びたいことで選んでみましょう。ここからは、状況別にどんな本が必要なのか紹介していきます!
カメラを購入したばかりの方は
操作方法が学べる本
インプレス『いちばんやさしい新しい写真&カメラの教本 人気講師が教える良さが伝わる写真の撮り方』 :
インプレス『いちばんやさしい新しい写真&カメラの教本 人気講師が教える良さが伝わる写真の撮り方』
カメラを購入したばかりで使い方がわからない場合は、操作方法が学べる本を選びましょう。一眼レフやミラーレスカメラは、写真をきれいに撮るための設定が必要になります。一度は聞いたことがあるかもしれませんが、ピントや露出などです。
シャッタースピードなどが同じ写真でも、設定によってまったく違う写真になるのが一眼カメラの楽しいところ。操作方法を理解していくとより写真が楽しくなりますよ。
おしゃれな写真を撮りたいなら
構図と光の向きを学べる本
インプレス『上達やくそくBOOK 写真のことが全部わかる本 センス&知識ゼロからの写真のはじめかた、教えます。』 :
インプレス『上達やくそくBOOK 写真のことが全部わかる本 センス&知識ゼロからの写真のはじめかた、教えます。』
SNSなどにおしゃれな写真をのせたい場合は、写真の構図や光によってどんな印象になるのか学んでいくのもいいかもしれません。慣れていない方は、「日の丸構図」といった被写体を真んなかに持ってくる写真が多くなると思います。迫力を出したい場合は、奥行きを出す「放射構図」などを利用するのもいいですね。
構図の入門書には実際の写真を使っているものが多く、とてもわかりやすくなっています。自分だけではなくまわりの人にも見てもらい、楽しさを共有していくのも今の時代には必要かもしれませんね!
はやく上達したいなら
レンズの使いわけ方が学べる本
晋遊舎『デジタルカメラ for ビギナーズ』:
晋遊舎『デジタルカメラ for ビギナーズ』
レンズ交換式カメラの楽しさは、その名のとおりレンズが交換できること。レンズには、連続的に写る範囲が変えられるズームレンズや写る範囲が固定の単焦点レンズがあり、さらにそのなかにも広角・標準・望遠などのさまざまな種類があります。またレンズによってはボケを活かした写真も可能。それぞれのレンズには、どんな特徴があるのか理解しましょう。
レンズの入門書を読むことで使い分けをマスターすれば、プロのような写真に近づきます。
これで安心して撮影できる!
マナーや法律が学べる本
朝日新聞出版『写真好きのための法律&マナー』:
晋遊舎『デジタルカメラ for ビギナーズ』
立ち入り禁止の場所に足をふみ入れたり私有地に無断で入ることは、どんな理由があれ許されません。また街なかで人物が写った場合、トラブルの原因になることもあります。
基本的な撮影マナーを理解しておくことや、トラブル対策のために法律を学ぶのも大切です。
撮影したいシーンで選ぶ
自分がどんなシーンの撮影をしたいのかを考えてみるのもいいでしょう。旅行が趣味で旅先の風景や植物の撮影をするのが好きな方や、鉄道や動物など動きのあるものを撮影したいと思っている方もいますよね!
風景や植物など動かないもの
玄光社『写真の表現テクニック入門』:
玄光社『写真の表現テクニック入門』
風景・植物・テーブルフォトなど動かない被写体では、光の当たり方を見極めたり、構図を緻密に決めたりなどじっくり撮影することができます。
こうした撮影をしたい方は、光のコントロールや構図についてくわしく書かれている入門書を選んでみましょう。
乗り物や動物など動くもの
翔泳社『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本~基本とシーン別の撮り方60』 :
翔泳社『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本~基本とシーン別の撮り方60』
動きのある被写体の撮影では、一瞬のチャンスをとらえるのが醍醐味。シャッタースピードを速くして動きを止めたり、あえて遅くしてブラすことで動感を強調したり、さまざまな表現方法があります。
動体撮影についてくわしく書いてある入門書を選んでマスターすると、狙いどおりの瞬間が撮れるかもしれません。
DVD付はわかりやすくて便利!
インプレス『世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書』:
インプレス『世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書』
なかにはDVDなどの映像特典が付属しているものもあります。文章だけではわかりにくい部分も、動画でみると理解しやすいです。
スマートフォンに対応しているものもあり、実際に外で撮影しながら確認することもできます。
プリントや保存の仕方を説明している本も
日本実業出版社『この通りにやれば必ずキレイに写せる 子ども写真の撮り方』:
日本実業出版社『この通りにやれば必ずキレイに写せる 子ども写真の撮り方』
写真をたくさん撮っていると、今度は形に残していきたくなりますよね。撮った写真をプリントしたいときは、ご自宅にあるパソコンに保存してプリンターで印刷することができるようになっています。写真屋さんに行かなくてもいいのはラクですよね!
これらのことが解説されてる本を読むことで、機械が苦手な方でも保存方法・画質・写真のサイズなどを設定し、家族や友達と共有できるでしょう。
写真家からアドバイス
楽しいと思える入門本がおすすめ
【エキスパートのコメント】
カメラ入門本を選ぶポイントは、自分に合っているかどうか。イラストやマンガで親しみやすさを優先するか、「撮ってみたい」と思う作例写真が豊富に掲載されているか、などを考慮して選んでみましょう。
いずれにしても、読んでいて「楽しい」と感じる入門書がベスト。そして読んだ内容を参考に、楽しく写真を撮れるのが上達への近道です。そんなカメラに夢中になれる一冊をぜひ見つけてください。