ブランド総合研究所は8月3日、全国の18歳以上の消費者を対象とした「GoToトラベルキャンペーンに関する意識&ニーズ調査」の結果を発表した。調査期間は2020年7月17~21日、有効回答は1万979人。

GoToキャンペーン、利用希望者は17.7%

  • あなたはGoToキャンペーンを利用して旅行に行きたいと思っていますか

GoToキャンペーンを利用して旅行に行きたいと思うか質問すると、半数超の50.7%が「旅行に行きたいと思わない」と回答。一方、「すでに予約している」「具体的に検討している」「できれば行きたい」の合計は17.7%にとどまった。この他、「今は旅行に行く気になれないが、感染が収まれば検討したい」は28.7%、「旅行には行くが、GoToキャンペーンは利用しない」は2.9%となった。

旅行の予定のある人に希望する旅行先を聞くと、「中部」が最も多く28.5%。次いで「近畿」が24.3%、「北海道」が22.2%、「関東(東京除く)」が20.3%と続いた。また、感染が収まれば検討したいと答えた人においては、「北海道」の人気が最も高く34.1%を占めた。なお、居住地域別に行先の希望を分析したところ、居住地域の周辺への観光を希望するいわゆる「域内観光」が多いことがわかった。

希望する具体的な目的地を尋ねると、1位「東京ディズニーリゾート」(7.9%)、2位「札幌」(4.0%)、3位「ユニバーサル・スタジオ(USJ)」(3.7%)との結果に。都道府県別トップ3は、1位北海道、2位沖縄県、3位京都府となった。

旅行の目的に関しては、「温泉」が54.6%でトップ。以下、「自然景勝地巡り」が45.1%、「食べ歩き、グルメ」が37.5%、「テーマパーク、遊園地」が21.8%、「まち歩き」が16.6%と続いた。

宿泊先や観光施設に望む対策としては、「マスクの徹底」が59.8%で最多。次いで「徹底した消毒」が59.0%、「窓や扉の開放、室内換気」が36.2%となった。