近江鉄道は29日、新形式車両300形が8月1日にデビューすると発表した。300形は2013年デビューの100形以来、7年ぶりとなる新形式車両。デビューに合わせ、記念ヘッドマークを掲げて運行するほか、記念グッズも発売される。

  • 近江鉄道の新形式車両300形

  • 記念ヘッドマーク

300形は西武鉄道から譲り受けた3000系をワンマン改造した車両で、乗降扉上に車内案内表示器を設置し、行先・次駅案内を表示することで利便性向上を図るほか、バリアフリーにも対応する。車両前面・側面の行先表示器に白色LEDを採用し、はっきりと視認しやすくした。車体のカラーは100形と同様、琵琶湖をイメージした水色(オリエントブルー)を採用している。

記念ヘッドマークは、改造前の西武鉄道3000系(黄色の電車)を近江鉄道300形(水色の電車)に改造したイメージをデザイン。8月1~31日の期間、300形に掲げて運行する。

記念グッズは、「300形デビュー記念クリアファイル」(300円)と「300形デビュー記念ガラスキーホルダー」(500円)の2種類を用意。8月1日から八日市駅で販売するほか、8月1日に豊郷小学校旧校舎群にて開催するイベント「鉄道むすめ新グッズ販売会 in 豊郷小学校旧校舎群」でも販売される。

  • 「300形デビュー記念クリアファイル」

  • 「300形デビュー記念ガラスキーホルダー」

「300形デビュー記念クリアファイル」の表面には、改造前の西武鉄道3000系(黄色の電車)と、近江鉄道300形(水色の電車)の車両写真と記念ヘッドマーク、裏面には300形の車両図面をあしらっている。「300形デビュー記念ガラスキーホルダー」は記念ヘッドマークをそのままデザインし、表面はガラス仕様とした。