「食費2万円台」というキーワードが注目されていたのをご存知でしょうか。とある主婦向けサイトが「子供3人がいる5人家族」で「食費の週予算5千円以内」という家庭を紹介し、ツイッターでその実現性が話題に。多くの議論を呼んでいました。
今回、マイナビニュースでは家計を預かる主婦213人にアンケートを実施し、「食費2万円台は可能か?」を調査。また可能、不可能と考えた理由や意見も聞きました。
2万円台は可能?
まず、「食費2万円台は、あなたのご家庭では可能だと思いますか?」と聞いてみたところ、「可能」と答えた人が31.9%の65人。「不可能」と答えた148人を下回る結果に。多くの家庭で「食費2万円台は難しい」と考えていることが分かりました。
ちなみに、食費2万円台の可否を握るのは、家族の人数なのでしょうか? 家族の人数別で見てみると、2人以下の家庭では「可能」と答えたのが42.4%なのに対し、5人以上の家庭では23.1%が「可能」と回答しました。
家族の人数が食費に大きく影響することが分かります。しかし一方で、2人家族でも、過半数を超える6割が「不可能」と答えている点が気になりました。
「○○費を含まなければ…」
ここからは、「食費を2万円台に抑える」ことはそもそも多くの家庭において可能なのか。寄せられた意見を見ていきましょう。まず多かったのが、「外食」の扱いに関する意見です。
「外食費をいれないならなんとか」(43歳・京都府)
「外食やレジャーをいれなければ可能」(44歳・茨城県)
「激安スーパーと業務用スーパーを使って、見切り商品を冷凍して、子どもは昼ご飯は給食、外食費を含まなければ、ギリギリできるかなと思う」(35歳・愛知県)
レストランやカフェなどの外食は「食費」に含めず、「外食費」や「レジャー費」として計上する、あるいは家族の「小遣い」から出してもらうようにすれば、食費を2万円台に抑えることも可能かもしれない、という意見が多々見られました。
他にも「米代を含むと、2万円では無理」(63歳・京都府)「調味料なども含むから」(37歳・三重県)という人も。確かにお米は10キロで3千円~5千円くらいと想定すると、それだけでかなりの金額になってしまいますよね。これを除外して考えれば……としていくと、かなりの“食費”の削減になりそうです。ただ本質的な解決にはならず、結局は他にしわ寄せがいってしまいます。