オレンジページくらし予報はこのほど、「健康に対する意識」に関する調査結果を発表した。同調査は5月29日〜6月3日、国内在住の40代以上1,123人を対象に、インターネットで実施した。
日頃、健康に気をつけているか尋ねたところ、86.3%が「気をつけている」「やや気をつけている」と回答した。気をつけている」と答えた人は、年代別では40代35.7%、50代41.2%、60代44.1%で、年齢とともに増えることがわかった。
健康に気をつけるようになったきっかけについて聞くと、78.2%が「年齢があがってきたので」と回答した。次いで「体力が低下したので」(44.4%)、「将来の健康が漠然と不安になったので」(37.0%)、「不調を感じるようになったので」(35.7%)となっている。
日常の食生活で「意識していること」「意識していないこと」を聞いたところ、「意識している」が多かったのは、「朝食を食べる」(61.4%)、「野菜をたくさん食べる」(54.3%)、「1日3食食べる」(51.4%)だった。
意識してとっている栄養は、トップ2が腸内環境を整えて免疫力アップ効果も期待できるとされる「食物繊維」(66.5%)、「乳酸菌・ビフィズス菌」(58.1%)だった。以下、「たんぱく質」(57.6%)、「カルシウム」(43.7%)、と、筋肉や骨を丈夫にする栄養が続いている。
意識してとっている食材がある人(973人)に、具体的な食材を挙げてもらったところ、1位は「ヨーグルト」(672人)、2位は「納豆」(556人)、3位は「野菜」(157人)、4位は「酢」(144人)、5位は「トマト」(95人)だった。
それぞれに期待する健康効果について聞くと、ヨーグルトは「免疫力アップ」「便秘解消」「骨粗しょう症予防」、納豆は「免疫力アップ」「老化予防」「便秘解消」、野菜は「便秘解消」「美肌・肌トラブル解消」「ダイエット」、酢は「コレステロール・中性脂肪を下げる」「免疫力アップ」「血圧を下げる」、トマトは「免疫力アップ」「老化予防」「美肌・肌トラブル予防」などだった。
運動不足による「筋力の衰え」に対し不安を感じているか尋ねたところ、86.2%が「不安を感じる」「やや不安を感じる」と回答した。
運動の頻度を聞くと、「ほぼ毎日」は20.6%、「していない」は26.3%で、筋力低下に不安を感じていても、運動をしていない人が一定数いることがわかった。
運動している人に、実践している運動を聞いたところ、「ウォーキング」(63.0%)、「ヨガ・ストレッチ・ピラティスなど」(33.8%)、「ラジオ体操」(15.0%)、「筋力トレーニング」(11.6%)などが上位にあがった。
運動のメリットだと感じることは、「健康、体力の維持、向上」(85.6%)、「筋力の維持、向上」(70.5%)が上位を占めた。他にも「ストレス解消」(59.1%)、「趣味、楽しみ」(26.9%)、「仲間づくり、交流」(11.4%)など、心の健康や人との交流といった面でもメリットを感じている人がいることがわかった。