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【この記事のエキスパート】
片付け・お掃除伝道師&クリアリングセラピスト:中山 ゆうみ

片付け・お掃除伝道師&クリアリングセラピスト:中山 ゆうみ

1997年より年間約1500件、20年間にわたって累計、30,000件にも及ぶお部屋の片づけと掃除に携わってきました。
「片付けられない」悩みに寄り添う「片付けサポート」にたくさんのご依頼をいただいています。
『勝間式汚部屋脱出プログラム』の書籍にも紹介されました。


液体パイプクリーナーは、お風呂や洗濯機、キッチン、トイレなどの排水口に詰まった髪の毛や汚れを溶かして流し落とす洗浄剤のこと。パイプユニッシュ、パイプキングなどが有名ですね。この記事では、液体パイプクリーナーの選び方とおすすめ商品を紹介します。

片付け・お掃除伝道師が解説
液体パイプクリーナーの選び方

液体パイプクリーナーは、パイプ周辺の汚れを落とすのに大活躍のアイテムです。汚れが気になったときに、すぐに掃除ができるよう常備しておくと安心ですね。

液体パイプクリーナーは、商品によって成分や濃度・容量が変わってきます。ポイントは下記のとおり。

【1】液体パイプクリーナーに含まれている成分
【2】水酸化ナトリウムの濃度を確認
【3】ひどい汚れには粘度が高いものを
【4】環境にやさしい洗浄成分で選ぶ
【4】内容量で選ぶ

上記のポイントをおさえることで、より具体的に排水口の詰まりや汚れを溶かす液体パイプクリーナーを知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】液体パイプクリーナーに含まれている成分で選ぶ

液体パイプクリーナーの主成分は、「水酸化ナトリウム」と「次亜塩素酸ナトリウム」の2種類。それぞれ得意とする汚れがあるので、どんな汚れを溶かしたいかで成分を選ぶのがいいでしょう。

では、それぞれの成分の特徴を紹介していきます。

油汚れには「水酸化ナトリウム」

出典:Amazon

水酸化ナトリウムは、油汚れに強いのが特徴です。アルカリ性の成分で、お風呂場やキッチンに溜まった皮脂や料理油などを、しっかりと落としてくれます。

基本的にほぼすべての排水口掃除に対して有効な成分で、家庭の排水管の汚れをごっそり除去することが可能です。

髪の毛には「次亜塩素酸ナトリウム」

出典:Amazon

次亜塩素酸ナトリウムは、タンパク質の汚れに強いのが特徴。皮脂以外にも、髪の毛や肉類などの食品を溶かすことが得意です。髪の毛は排水管が詰まる原因となりやすいので、しっかりと溶かしておきましょう。

ただし、漂白や腐食のリスクが高まるので、使いすぎや濃度には注意しましょう。パイプクリーナーを入れる排水口やその周りのお風呂場、シンクの色が濃い場合は、様子を見ながら少しずつ使うことをおすすめします。

【2】水酸化ナトリウムの濃度を確認

水酸化ナトリウムは、油やタンパク質を分解するためのもの。この水酸化ナトリウムの濃度が高いほど、油汚れや食べかすなどを溶かしやすくしてくれます。

購入するときは水酸化ナトリウムの濃度を確認して、使用用途にあったものを選ぶようにしましょう。

ヌメリやニオイには「1%以下」

出典:Amazon

排水管から上がってくるニオイや、排水口周辺のヌメリが気になる場合は、水酸化ナトリウムの濃度が1%以下のものがおすすめ。本格的な詰まりに対応することはできませんが、日常的なお手入れをするには充分です。

ふだんのカンタンなお掃除には、濃度が1%以下のものを選ぶようにしましょう。

詰まりには「1%以上」

出典:Amazon

排水管が詰まってしまったときには、水酸化ナトリウムの濃度が1%以上のパイプクリーナーを選ぶようにしましょう。濃度が高いぶん、効果もばっちり。あっという間に、詰まりの原因の汚れを溶かしてくれます。

頻繁に排水管の掃除をしない場合や、久しぶりの大掃除などには濃度が1%以上のものがおすすめですよ。

【3】ひどい汚れには粘度が高いものを

出典:Amazon

液体パイプクリーナーを選ぶときは、粘度もチェックするようにしましょう。サラサラしているタイプもあれば、ジェル状のものもあります。

粘度の高い商品は、髪の毛やヘドロにしっかりと絡みついてくれるので汚れが落ちやすいです。一方、サラサラしているものは汚れを溶かす前に流れてしまうことがあります。より効果を得るためにも、粘度が高いものを選びましょう。

【4】環境にやさしい洗浄成分で選ぶ

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化学物質を使った強力なパイプクリーナーは、水で流すことで環境への悪影響が心配な方もいるでしょう。液体パイプクリーナーの中には、微生物の力で汚れを落とす環境にやさしいタイプもあります。エコにお掃除したい方は、「バイオで落とす」といった表記がある商品を探してみてください。

【5】内容量で選ぶ

出典:Amazon

液体パイプクリーナーとして販売されている商品は多く、内容量もさまざまです。数回使用できる少量の商品もあれば、業務用の大容量のものもあります。

内容量が少ないものは、コスパは悪いかもしれませんが、圧迫感がないので洗面所などに気軽に置いておけます。

大容量の商品はコスパがよく、大掃除で大量に液体パイプクリーナーを使用するときに大活躍します。

また、定期的に掃除をすることで、パイプに汚れが詰まる前に予防することができます。大きくて扱いにくいこともありますが、パイプを綺麗に保ちたい方は、大容量を選ぶのがおすすめです。

片づけ・お掃除伝道師からのアドバイス
汚れやニオイの原因を考慮して選ぶ

【エキスパートのコメント】

ハウスクリーニングの現場でも、排水口の掃除はとても重要です。キッチン・洗面台・洗濯機パン・浴室内のなかでも、汚れの内容がそれぞれ違います。共通しているのは私たちの皮脂や、動物性たんぱく質などの油汚れです。また毛髪なども絡んで詰まりの原因となることもあります。

選び方のポイントは、汚れの原因に応じて使い分けることです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)