小田急グループのUDS社は、グループ初の北海道に出店するホテル「ONSEN RYOKAN 由縁(ゆえん) 札幌」を8月1日に開業すると発表した。
「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」は、2019年5月に都内に開業した「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」に続く2軒目の「ONSEN RYOKAN 由縁」ブランドのホテル。JR札幌駅や大通公園などに近い札幌中心部にありながら、近隣に植物園の豊かな緑が広がり、山々も見渡せる北海道らしい自然を感じられる立地に開業する。
客室は全182室で、最大4名まで宿泊できるロフトタイプや露天風呂付き客室など10タイプを設け、観光とビジネスのどちらにも対応できる客室構成とした。2階には、内湯・外湯・サウナなどを備えた大浴場を設置。外湯の露天風呂では、湯治場として人気がある登別市カルルス温泉の源泉から運ぶお湯が楽しめるという。
ホテル1階には、北海道の豊かな食を味わえるレストランを出店。料理長自ら産地や生産者を訪ねて出会った北海道各地の食材を炭火でじっくり焼き上げるスタイルで、旬の味を提供する。
建物は地上13階建て、建築面積約910平方メートル、延床面積約7,416平方メートル。ホテル全体のしつらえは、日本特有の様式を継承しつつ、北海道の木材や札幌軟石など地域の素材をデザインに落とし込み、北海道と札幌の歴史や文化を感じられるつくりとする。