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【この記事のエキスパート】
元歌舞伎役者・JSA認定ソムリエの数寄monoライター:杉浦 直樹(スギウラ ナオキ)
コピーライター、歌舞伎役者、シトロエンのトップセールス、支配人兼ソムリエとしてフレンチレストラン経営、モノ系雑誌の編集ライターを経て現在好事家フリーライター。
編集時代は文房具やスーツケース、ガジェットなどに関するコンテンツを多数担当。
またブルゴーニュとシャンパーニュの「古酒」専門フレンチレストラン、オーセンティックなカウンターBarを経営していたため、ワインはもちろん、スピリッツ・リキュール・日本酒・焼酎にも造詣が深い。
ウィスキーをストレートで飲むときに適したストレートグラスの選び方とおすすめ商品をご紹介。バカラ・リーデルなどプレゼントに人気の高級ブランドのほか、日本の有名ガラスメーカーのウィスキーストレートグラスも! 大きいサイズなど容量も様々です。
JSA認定ソムリエに聞いた!
ウイスキーストレート用グラスの選び方
まずはウイスキーをストレートで楽しむときのグラス選びのポイントをチェックしていきましょう。ポイントは以下のとおりです。
【1】グラスの大きさ
【2】グラスの透明度
【3】飲み口と膨らみの大きさ
【4】縁の薄さやかたち
【5】ステム(脚)があるか
【6】普段使いなら、耐久性と洗いやすさにも注目
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。JSA認定ソムリエ・杉浦直樹さんのアドバイスも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
【1】シングル or ダブル? グラスの大きさで選ぶ
ウイスキーのグラスを選ぶときは、まずグラスの大きさに注目しましょう。ウイスキーをストレートで楽しむ際は、少量をグラスに注ぎ、香りを立たせる必要があります。大きすぎるグラスはウイスキーの香り成分があっという間に飛んでしまいます。
一方で、小さすぎるグラスは香りが立ちにくく、ウイスキーの香りが堪能できません。シングル(約30ml)あるいはダブル(約60ml)のウイスキーを注いでも余裕がある大きさのグラスを選んでください。
【2】美しい色を楽しめる「グラスの透明度」で選ぶ
ウイスキーの魅力は、その味わいと香りだけではありません。琥珀を思わせる美しい色もまた大きな魅力です。ウイスキーをストレートで楽しむのなら、ぜひ色にも注目してみましょう。
グラスを選ぶときは、ウイスキーの色がよく映える透明度の高いグラスがよいでしょう。色つきよりも、透明のほうが、ウイスキー本来の色が見やすいです。
とくにクリスタルガラス製のグラスは透明度が高いので、色がはっきりと見えます。ぜひ銘柄や熟成年数によって変わる色を楽しんでください。
【3】飲み口と膨らみの大きさで選ぶ
ウイスキーの香りを楽しみたいなら、飲み口と膨らみの大きさに注目しましょう。タンブラーのように飲み口が開いているグラスは、注いだ瞬間から香り成分が揮発するので香りを強く感じられます。一方で、口が閉じているグラスは香りの立ち上がりが弱いので、長時間香りが楽しめます。ウイスキーに合わせてグラスのタイプを変えてみてもおもしろいでしょう。
グラスを選ぶときは膨らみもチェックしてください。膨らみがあるグラスは、ウイスキーの香りがほどよく立ち上がります。ただし、膨らみが大きすぎるものはアルコールの揮発が進みやすいので、口に含んだときの香りが強くなることも。膨らみと口径の大きさのバランスを見て選びましょう。
【4】縁の薄さやかたちで選ぶ
ウイスキーをストレートで味わうためのグラスを選ぶときは、縁の薄さやかたちも大切なチェックポイントです。
縁が薄いものはウイスキー本来の味が楽しめる
縁が薄いグラスは、ウイスキーの味を楽しむのにぴったりです。唇に触れたときの違和感が少なく、ウイスキーがスムーズに口のなかに流れこんでくるので、そのウイスキー本来の味わいを存分に楽しめます。よりウイスキーの個性を感じたい人は、できるだけ縁が薄いグラスを選びましょう。
機械で作られたグラスは、総じて縁が厚めです。縁が薄いグラスがほしいのであれば、職人がひとつひとつハンドメイドしたものから選ぶのもよいでしょう。
縁が開いたものは口当たりがやわらかくなる
縁が開いたチューリップ型のグラスは、細い筋のようにウイスキーが流れこんできます。舌先よりも少し奥に向かって流れてくるので、縁がすぼまっているグラスよりも口当たりがやわらかく感じられるのが特徴です。ウイスキーを口に含んだときのピリッとした刺激が苦手な人は、縁が開いているグラスを選ぶとよいでしょう。
縁のすぼまりが強くないグラスは、アルコールの刺激をやわらげつつ、ウイスキー本来の味わいや個性を引き出すのに適しています。
【5】ステム(脚)のあるものがベター
ウイスキーの温度をキープしたいなら、ステム(脚)がついたものを選びましょう。ウイスキーは温めることで香りの成分やアルコールが揮発しやすくなり、味わいが変わります。そのウイスキー本来の味わいを楽しむなら、できるだけ常温をキープするのが大切です。
ステムが長いと、グラスのなかでウイスキーを空気に触れさせる「スワリング」がしやすくなります。スワリングによって香りがよりいっそう豊かに感じられるようになります。
【6】普段使いなら、耐久性と洗いやすさにも注目
毎日の晩酌に使うなら、割れにくい丈夫なストレートグラスを選びましょう。「クリスタルグラス」や強化ガラス製のストレートグラスは、耐久性が高く普段使いしやすいです。
さらに、毎日使うならお手入れのしやすさも重要。食洗器対応のものなら、夕食後の食器と一緒に洗えるので気を遣わずに使えます。
>> JSA認定ソムリエからのアドバイス
【エキスパートのコメント】
ウイスキーストレートグラスはワイングラスを参考に
ウイスキーをオン・ザ・ロックスやトワイスアップ(氷なしの水割り)ではなく、わざわざストレートで楽しむのはなぜでしょう? 答えは香りと味わいを文字どおりストレートに味わうため。
それゆえグラス選びは、香りと味わいを重視したお酒であるワインを注ぐワイングラスが参考になります。つまり、香りを開かせるボウルの膨らみと温度を変化させないステム(足)が重要。あとはお好みでリムの形状を選ぶといいでしょう。