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【この記事のエキスパート】
元歌舞伎役者・JSA認定ソムリエの数寄monoライター:杉浦 直樹(スギウラ ナオキ)
コピーライター、歌舞伎役者、シトロエンのトップセールス、支配人兼ソムリエとしてフレンチレストラン経営、モノ系雑誌の編集ライターを経て現在好事家フリーライター。
編集時代は文房具やスーツケース、ガジェットなどに関するコンテンツを多数担当。
またブルゴーニュとシャンパーニュの「古酒」専門フレンチレストラン、オーセンティックなカウンターBarを経営していたため、ワインはもちろん、スピリッツ・リキュール・日本酒・焼酎にも造詣が深い。
カナディアンウイスキーは、スコッチなどと並ぶ世界の5大ウイスキーとして親しまれ、クセがないソフトな口あたりが人気。この記事ではカナディアンウイスキーの選び方とおすすめ商品をランキングで紹介します。銘柄の種類は豊富なので好みに合う商品を見つけましょう。
カナディアンウイスキーの特徴とは?
【エキスパートのコメント】
世界5大ウイスキーの中でも、スコッチやアメリカ(バーボン)よりもいまいちなじみの薄いカナダウイスキー。しかし飲み口がスムーズで飲みやすいため、実はウイスキー入門にぴったりです。
なめらかで口あたりのよさがカナダウイスキーの特徴ですが、銘柄によって香りや味わいが異なります。熟成に使う樽や水の質、倉庫での寝かせ方でも風味は変化するからです。まずは、いろいろな銘柄のウイスキーを飲み比べてみるのがおすすめです。
このクセの少なさ、そしてブレンドされているライ麦ウイスキーのピリッとした刺激が口中をさっぱりさせてくれるため、水割り、ソーダ割りにすると食中酒におすすめ。繊細な味わいの和食にもよく合います。
カナディアンウイスキーの条件
カナディアンウイスキーとは、カナダの法律で決められている条件をクリアしたウイスキーのこと。その条件は3つです。
【1】原料はとうもろこしやライ麦などの穀類のみ。
【2】麦芽の持つでん粉分解酵素によって糖化し、酵母を使って発酵させること。
【3】カナダ国内で蒸留し、180リットル以下の樽で3年以上熟成したもの。
この厳しい条件をクリアしたカナディアンウイスキーの特徴は、シングルオリジンではなく、ブレンデッドウイスキー(モルトウイスキー原酒とグレーンウイスキー原酒をブレンドしてつくったウイスキー)である点です。
カナディアンウイスキーの選び方
JSA認定ソムリエの数寄monoライター・杉浦直樹さんに取材をして、カナディアンウイスキーの選び方のポイントを教えていただきました。認証や原料をよくチェックすることが大切です。ぜひカナディアンウイスキー選びの参考にしてください。
「カナディアンウイスキー」の認証があるか
カナディアンウイスキーにはカナダの食品・医薬品法でラベル表示が義務づけられています。
「Canadian Whisky(カナディアンウイスキー)」、「Canadian Rye Whisky(カナダライ麦ウイスキー)」、「Rye Whisky(ライ麦ウイスキー)」のいずれかの表示が瓶のラベルに書かれているものが、カナディアンウイスキーと認められた製品です。購入するときには、ラベルをチェックしてこの表記があるかどうかを確認してください。
「ライ麦」が原料として使用されているか
ライ麦の香りがカナディアンウイスキーの特徴です。カナディアンウイスキーと認定されるためには、ライ麦などの穀類が使われているかどうかがポイントになります。
ライ麦の使用比率などは特に定められていませんが、少量でも使われていればラベルに記載がありますのでチェックしてみましょう。
ブレンドの種類や比率にも注目
カナディアンウイスキーはトウモロコシを主原料として蒸留したベースウイスキーに、ライ麦などを原料にしたフレーバリングウイスキーを配合して作っています。
蒸留所によって配合が異なり、辛さや香りが違ってきます。そのためブレンドの比率をチェックすることが重要です。ただしブレンド比率はメーカーの重要なレシピなので、企業秘密になっている場合もあります。
お気に入りのカナディアンウイスキーを見つけるには、ブレンド比率も大切だと覚えておきましょう。
アルコール度数もチェック
お酒には商品によって度数が決まっていますが、市販されているウイスキーの場合は40~46度が一般的です。この度数が原酒を飲みやすくする基準になっています。
40度前後のウイスキーを水や氷で割って飲むのが、カナディアンウイスキーの楽しみ方です。カナダから届くカナディアンウイスキーは英語表記ですが、ラベルに「ABV(Alcohol By Volume)」とある部分をチェックしてください。
なお、度数は%で表示されることもあります。
熟成年数もチェック
容量180リットル以下の樽で、最低3年以上の熟成をカナダ国内でおこなったものがカナディアンウイスキーの条件です。はじめてカナディアンウイスキーを購入するときは、熟成年数も確認しましょう。
熟成年数が長いほど高級というイメージがありますが、必ずしも当てはまりません。味は個人の好みなので、お気に入りを見つけるまで熟成期間の異なるウイスキーを飲んでみることが必要です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)