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【この記事のエキスパート】
住宅コンサルタント/スケジュール管理術の専門家:森 雅樹
積水ハウスと零細工務店で戸建て営業を経験後独立。現在は工務店の営業マン指導がメイン業務。営業テクニックレベル以前に営業マンとしてのスケジュール管理や情報収集などのスキル不足を強く懸念。筆者が30年来続けてきたマンスリー手帳による行動管理やスクラップブックに代表されるアナログ管理をITとどう両立させるかを研修のテーマに必ず掲げる。さらには高額になる住宅の契約において使い勝手がよく客前でも見栄えのする領収書や印鑑ケースにもこだわりを持つ。プレゼン、マーケティング、営業関連の本を多数執筆。
お風呂での転倒事故防止や高齢者の介護に役立つ、浴室手すり。浴槽のふちに挟むタイプ・くっつける吸盤タイプの2種類が主流です。この記事では、浴室手すりの選び方と、工事不要で簡単に後付けできるおすすめ商品をご紹介。ユニットバス対応もあります。
家庭内事故ランキング上位は「浴室転倒事故」
【エキスパートのコメント】
各メーカーから発売されているユニットバスには細部まで考え抜かれた手すりがついていますが、古いユニットバスやタイル貼りの古いお風呂などでは手すり自体ないものも多いですね。家庭内事故のランキングを見ると、お風呂内の転倒事故がいかに多いかわかります。
取りつけやすく壊れにくいか? 握りやすいか? 滑りにくいか? など多様な観点から商品を選んでください。
浴室手すりの「取りつけ方法」は2種類!
浴室の手すりには、おもに2種類の取りつけ方法があります。購入前に、まずはどちらの取り付け方がご自宅や、利用者さんに適しているのかチェックしてみましょう。
挟むタイプ|しっかりと固定できる
「浴槽のふちに挟んで固定する」タイプの手すりです。固定といっても、取りつけは難しくありません。取りつけ後の安定度も高いので、介護が必要な方や腰やひざに悩みのある方には「挟むタイプ」が適しています。
手すりを掴んだまま湯船に入れるため、浴室内でのスムーズな動作も可能です。頻繁に手すりを取りはずさないなら、挟むタイプ一択となるでしょう。
吸盤タイプ|取りつけが簡単
吸盤で浴室の壁などに手すりを取りつけるタイプです。取りつけ部をレバーで真空状態にして吸着させるため、工具を用意する必要はありません。
吸盤タイプは固定力に不安があるかもしれませんが、しっかりと取りつければ入浴のサポートに問題なく活用できます。賃貸住宅などの浴室に手すりを設置したいという方にもおすすめです。
「挟むタイプ」の選び方
浴槽に固定してつかう挟むタイプの選び方を見ていきましょう。
ポイントは次のとおり。
【1】取りつけに対応している幅をチェック
【2】高さの調節ができると便利
【3】接触面が広いと安定する
【4】手すりの重さもチェック
これらのポイントをおさえることで、あなたにピッタリの商品が見つかります! 一つひとつ解説していきます。
【1】取りつけに対応している幅をチェックする
取りつけに対応している幅は商品によって異なるので、「取りつけたい浴槽の幅」と、「商品が対応している取りつけ幅」の両方を確認しておきましょう。どちらかのサイズが合わないと取りつけできないので注意が必要です。
なお、内側が湾曲した浴槽に対応している手すりを購入する場合には、対応している湾曲の角度も確認しておきましょう。
【2】高さの調節ができると便利
高さが変えられる浴室手すりなら、取りつけたあとでも状況に合わせてかんたんに高さを変えられます。高さが調節できる範囲は商品によって違うため、購入前に確認しておきましょう。
工具なしで高さ調節できる商品も発売されているので、高さを変えるたびに手すりを取りはずす手間を軽減したい方はチェックしてみてください。
【3】接触面が広いと安定する
手すりの取りつけ部が浴槽に接触する面の広さも確認してみてください。浴槽に接触する面にすべり止め加工が施されている商品もありますが、面積は商品によって違います。
体格の大きい方が手すりを使う場合にも、接触面の広さを見ておくといいでしょう。とくに、挟むタイプの手すりは、取りつけ面積が広いほど固定力と安定力が高くなります。
【4】手すりの重さもチェック
挟むタイプの浴室手すりを取りつける場合には、浴室まで持ち運べる重さかどうかを確認しておきましょう。本体の重さが5kg以上あると、人によっては持ち運びが難しくなります。
軽い素材を使って軽量化を実現している商品もあるのでチェックしてみてください。持ち運びに自信がない方は、手軽に持ち運べる吸盤タイプの手すりも検討してみましょう。
「吸盤タイプ」の選び方
ポイントは次のとおり。
【1】耐荷重
【2】耐水性や耐熱温度
【3】耐水性や耐熱温度
【4】すべり止め
これらのポイントをおさえることで、あなたにピッタリの商品が見つかります! 一つひとつ解説していきます。
【1】耐荷重をチェックする
吸盤タイプは簡易的な手すりですが、耐荷重はしっかりと確認しておきましょう。ほとんどの商品には「耐荷重○kg」という表記があります。
吸盤は垂直方向の引っ張りには強いですが、水平方向には弱いので、両方向の耐荷重をチェックしておきましょう。吸盤タイプの手すりを安定的に使うなら、最低でも耐荷重30kgの商品を選びたいところです。
【2】耐水性や耐熱温度も確認する
耐水性にすぐれた吸盤タイプの浴室手すりも発売されているので、浴槽内に設置して使う場合は耐水性の高さも確認してみてください。
また、手すりは浴槽やシャワーのお湯を浴びることになるので、耐熱温度も見ておきたいところです。取りつけ場所を柔軟に変えられる吸盤タイプだからこそ、耐水性の高さと耐熱温度は重要になります。
【3】すべり止めで危険回避
すべり止めがついている浴室手すりならガッチリと握れるので、不意の転倒防止に役立ちます。手がすべってしまうと転倒事故に繋がる可能性があるので注意が必要です。
簡易的な吸盤式の手すりにも、握り手の部分にすべり止めのでこぼこが設けられているタイプはあります。すべり止めがついたミニサイズの手すりもあるので、設置場所に応じて選んでみてください。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)