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【この記事のエキスパート】
住まいづくりナビゲーター/一級建築士・インテリアコーディネーター:神村 さゆり

住まいづくりナビゲーター/一級建築士・インテリアコーディネーター:神村 さゆり

住宅メーカー、ゼネコン設計部、設計事務所等で約300棟の新築設計実績と現場代理人女性としては希少な現場監督経験を生かしリフォーム物件も約70棟手がける。

住宅や暮らし方、環境整備をテーマに、これまで一般企業研修・公的機関・学校等にて講師としてこれまで述べ5000人以上を指導。

整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト資格認定講師として800名余の資格者を認定。また資格試験対策として二級建築士やインテリアコーディネーターの受験指導も行っている。手描き図面やイラストでのプレゼンにも定評があり、多くの文具を試してきた。

多趣味が高じて醗酵教室や手抜き家事教室を開催し好評を得ている。
子ども3人。A型・獅子座


塗装やシーリング作業に欠かせない塗装用マスキングテープ(養生テープ)。本記事では専門家からのアドバイスをもとに、塗装マスキングテープの選び方とおすすめ商品をご紹介。曲線用やメモリ付きなど、DIYでも活躍する便利な商品を厳選しました。

用途、幅・長さ、耐熱性などで
塗装マスキングテープの選び方

まずは建築塗装マスキングテープの選び方をチェックしていきましょう。ポイントは以下です。

【1】用途に合わせて
【2】粘着剤による違い
【3】幅と長さ
【4】目盛りの有無
【5】曲線用
【6】切れやすいか
【7】耐久性

住まいづくりナビゲーター・神村さゆりさんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりの建築塗装マスキングテープを選ぶために参考にしてみてくださいね。

【1】用途に合わせて選ぶ

出典:Amazon

塗装マスキングテープは、塗装箇所以外に塗料がつかないようにマスキングすることが目的で使用されます。自動車塗装用のほかに建築塗装用、粗面養生用、シーリング・コーキング用などさまざま。

はがしたときに粘着剤が残りにくい仕様なので、仮止めとして使用されることもあります。塗装条件や対象物の形状にピッタリな塗装マスキングテープを選ぶことが大切です。

【2】粘着剤の違いで選ぶ

塗装マスキングテープは、粘着剤の種類によって値段や使い勝手が変わってきます。ここでは塗装マスキングテープでよく使われている粘着剤の種類を紹介するので、目的に応じて選ぶ参考にしてみてください。

よくつき、はがしやすい【ゴム系粘着剤】

出典:Amazon

ゴム系粘着剤の特徴は、どんな対象物にもよくつき、はがしやすい点です。ゴムの木からとった天然ゴムを使う場合は、粘着性をあげるため粘着付与剤を添加するのが一般的。

粘着力は弱めなのではがしやすく、価格も安価なため塗装用マスキングテープとして便利です。石油を原料とする合成ゴムのなかには、耐久性、耐水性にすぐれたプチルゴムがあります。

太陽光、温度、湿度や雨に強い【アクリル系粘着剤】

出典:Amazon

石油からつくられるアクリル系粘着剤の特徴は、粘着力の高さです。透明性、耐熱性や耐候性の点でもすぐれており、価格も高め。粘着剤の主流になりつつあります。

太陽光、温度、湿度や雨などに強いことから、道路舗装用など屋外での使用に特化した養生テープも発売されています。貼る対象物によっては、つきにくいものがあるので注意が必要です。

【3】幅と長さを確認して選ぶ

塗装用マスキングテープは、天井・壁・窓枠のふちやコンセントの養生などで使われます。塗るところと塗らないところの境界づくりが、かんたんにできる便利なアイテムです。

塗装マスキングテープは、テープ幅のサイズ展開が豊富でこまかく選べます。塗装で汚したくない場所のサイズをあらかじめ測ってから、必要な幅や長さを選ぶようにしましょう。

【4】位置決めがかんたんな目盛りつきを選ぶ

出典:Amazon

塗装マスキングテープには、目盛りがあらかじめ入ったものがあります。正確に寸法を計測しながら位置を決めたり、塗らない箇所をマスキングできたりするため、とても便利です。

自動車塗装用に使われますが、ステッカーやLEDライトなどの位置決めにも役立ちます。柱に貼って子どもの身長や、裁縫テーブルに貼って布地の長さ計測するといった使い方もいいでしょう。

【5】プラモデル塗装には曲線用を選ぶ

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大きな壁を塗る場合とは異なり、こまかいプラモデルの塗装に便利なのが、曲線状に貼ることができる塗装マスキングテープです。曲線用のマスキングテープは、引っ張ると伸びるやわらかなビニール製で、とてもしなやかに曲線を描けます。

粘着力は弱めなので、すぐに塗装できるよう準備をしてからマスキング処理をするといいでしょう。

【6】手で切れるマスキングテープを選ぶ

出典:Amazon

室内や室外の大きな壁を養生する作業は、かなりの作業量になります。カッターやハサミをいちいち取り出したりしまったりするのは、とてもわずらわしいものです。そんなときに手でかんたんに切れる塗装マスキングテープを使えば、効率よく作業できるようになります。

手で切れる機能的なテープは、商品の特徴として記載されているので、選ぶときの参考にするといいでしょう。

【7】熱による収縮を避けるなら、耐熱性のあるものを選ぶ

高温で溶けてしまうテープだと、二重に貼り合わせて使っている人もいるかもしれません。炎天下での塗装作業や、強制乾燥させるために乾燥機を使う場合には、熱で収縮しない耐熱性の高い塗装マスキングテープがいいでしょう。

何度までの温度に耐えられるのか、どういったレベルの耐熱性があるか確認をしてから用途に合うものを選んでみてください。

住まいづくりナビゲーターがアドバイス
本来の養生テープの役割と素材の確認を

【エキスパートのコメント】

マスキングとは覆いかぶせる、養生するという意味です。マスキングテープとは養生用のテープのことです。ですから前提として、はがれやすいテープということがマストです。

近年はマスキングテープというと図柄がプリントされてラッピングや装飾に使われるものが増えてきましたが、本来は塗装やシーリングで汚されたくないところを護るのが目的です。塗装面の素材や場所をしっかり確認していきましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)