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【この記事のエキスパート】
フードコーディネーター:加治佐 由香里

フードコーディネーター:加治佐 由香里

日本フードコーディネーター協会常任理事。
2000年よりフードコーディネーターとしての仕事をスタート。
商品開発、レシピ開発、スタイリング・撮影、食イベントの企画運営、講演会講師、料理教室講師など、食に関する業務に広く携わり、「食の楽しさと大切さ」を伝えています。
新しいもの、便利なものを取り入れながら、古き良きもの、伝統的な食文化も重んじるのが私のスタイル。
ここでは、豊かなフードライフスタイルの実現に役立つ提案を行っていきたいと思っています。


ゼリーなどのお菓子作りでよく使用されるゼラチン。デザートだけでなく、お料理や飲み物にも使えます。今回は、そんなゼラチンの選び方とおすすめの商品を紹介。 ゼラチンの意外な活用方法や、絶品レシピも参考に。ユーザーの口コミも要チェック!

ゼラチン・寒天・アガーの違いって?

出典:Amazon

ゼラチン・寒天・アガーの違いは原材料と凝固温度です。ゼラチンの材料は牛や豚の骨や皮から抽出されたコラーゲンを主成分とした動物性たんぱく質。一方、寒天は天草やオゴノリなどの海藻の粘液質を凍結・乾燥した植物性の食物繊維が主成分です。また、アガーは、スギノリやツノマタなどの紅藻類の海藻から抽出される多糖類や常緑植物のカロブという樹の種子から抽出する多糖類が原料となっています。

また、ゼラチンの凝固温度が15℃~20℃なのに対して寒天やアガーは約40℃~65℃。ゼラチンで作ったゼリーは常温では固まりにくいですが、寒天やアガーで作ったゼリーは固まりやすいです。食感も違うのでどちらがいいか食べ比べてみるのもいいですね。

ゼラチンを使用したものはプルプル、ふわふわした食感で口溶けがよくゼリー・プリン・ババロアやマシュマロなどに使われています。寒天を使用したものは歯切れがよく、ほろっと崩れる滑らかな食感が特徴。しかし透明感や弾力はさほどないので、水ようかんや杏仁豆腐などによく利用されています。アガーはゼラチンや寒天と比べると透明感が高く、ゼラチンと寒天の間くらいの固さなので、ゼリーなどもゼラチンより少し柔らかく仕上げることができます。

フードコーディネーターに聞いた!
ゼラチンの選び方

続いてゼラチンを選ぶときのポイントを3つご紹介します。

【1】用途に合わせてタイプから選ぶ
【2】原料で選ぶ
【3】内容量で選ぶ

販売されている商品はたくさんありますが、種類によって使い勝手のよさが大きく変わってきます。それぞれ解説しているので、参考にしてみてくださいね。

粉末・顆粒・リーフ
【1】用途に合わせてタイプから選ぶ

ゼラチンには、粉末タイプ・顆粒タイプ・リーフタイプの3つの種類があります。それぞれの特徴をご紹介するので、用途にあった種類を選びましょう。

飲み物でもさっと溶けやすい「パウダータイプ」

出典:Amazon

粉末タイプのゼラチンは初心者でも使いやすいのが特徴。適量の水でふやかし、その後加熱して使用します。水の量が少なかったり、ふやかす時間が短かったりするとダマになってしまうので注意してください。

手軽に入手することができ、容量のバリエーションも豊富なのが特徴。比較的安価で手に入るので、手作りゼリーを作りたい人にもおすすめです。お菓子作りや料理だけではなく、飲み物に入れて手軽にコラーゲンを摂ることもできますよ。

料理やお菓子作りに万能な「顆粒タイプ」

出典:Amazon

顆粒タイプはふやかす手間が不要なのが特徴です。使い方は温まった液体などにそのまま入れるだけ。

粉末タイプと比べると価格は高めですが、お菓子・料理・飲み物などに幅広く使えます。多少価格は高くても便利なものがいいという人は顆粒タイプを選びましょう。

水に溶かす手間のある「板ゼラチンタイプ」

出典:Amazon

リーフタイプ(板ゼラチン)は1枚1枚が半透明のシートになっています。1枚の重量が統一されているので、計量の手間が省ける場合もありますが、逆にこまかい計量はしにくいこともあります。ゼラチンをたくさん使用する際に計量するのが面倒だという人におすすめです。

使い方は粉末タイプと同じです。水につけてふやかし、温めた液体で溶かしていきます。ふやかす際にぬるいお湯だと溶け始めてしまうので注意してください。

【2】原料で選ぶ

ゼラチンの原料は天然由来のもので、たんぱく質の一種です。牛や豚の骨や皮から作られているものや、魚から作られているものもあります。

それぞれ特徴があるので、実際に使用する目的に合わせて原料を選びましょう。

ニオイの少ない「牛」由来

出典:Amazon

牛由来のゼラチンの特徴はニオイが少ないことです。ゼラチン以外の素材の風味を感じやすく、コーヒーゼリーなどに使用するのがおすすめ。ニオイが少ないのでドリンクに混ぜて飲むのにもぴったりです。

また、牛由来のゼラチンはゼリーにしたとき固めになるので、食感を楽しめるゼリーを作れますよ。

色合いにこだわるなら「豚」由来

出典:Amazon

色合いにこだわるときにおすすめなのが豚由来のゼラチンです。豚由来のゼラチンはできあがったときの色合いがよく、溶けやすいという特徴を持っています。フルーツゼリーなど、見た目にこだわるものを作るときにおすすめです。

牛由来と比べるとニオイはやや強めですが、ほかの素材と混ぜることでほとんど気にならなくなります。きれいな色合いを出したいものを作るときは、豚由来のゼラチンを選んでみてくださいね。

口溶けのよい「魚」由来

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魚由来のゼラチンは口どけがよいのが特徴です。低い温度で溶けるので、加熱による風味の劣化が抑えられます。

ニオイや味を感じないので和風料理にもぴったりです。また、宗教上の理由で牛や豚の成分を摂ることができないという人でも使用できます。

【3】内容量で選ぶ

ゼラチンはさまざまな内容量のものが販売されています。買いすぎて余らせてしまうことや、使いたいときに足りないなんて経験をしたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?

適切な量を購入できるよう、内容量を選ぶときのポイントを紹介していきますね。

毎日使うなら大容量

出典:Amazon

毎日ドリンクに入れてコラーゲンを摂取したい人や、頻繁(ひんぱん)に料理やお菓子作りに使う人には大容量のゼラチンがおすすめです。一回に使用する量が少なくても、使用頻度が高いとあっという間になくなってしまいます。

ゼラチンの賞味期限は2年近くあるので、使う予定があるなら500g~1kgの大容量のものを選ぶといいでしょう。保管するときは品質が落ちないように密閉できる保存容器に袋ごと入れるのがおすすめです。

ご家庭で使うなら小容量タイプが便利

出典:Amazon

お家でデザートを作ってみたい方には、家庭用の小分けタイプがおすすめ。容量も50gほどで、使い切りやすいのもポイント。使う分だけ開封できるので、余らせてもしばらく保存することができます。また、分量も分かりやすいので、はじめてゼラチンを使ったデザート作りに挑戦する方にも使いやすいでしょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)