スマイループスは5月22日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて実施した転職意欲動向調査の結果を発表した。調査期間は2020年4月28~年5月8日、調査対象は「ジョブクル転職」ユーザーで、有効回答は524人。
選考中断・内定取消などを通知された人は約3割
転職活動を行う場合、新型コロナウイルス感染症が広がりを見せる状況に不安を感じるか聞くと、「不安を感じます(やや含む)」との回答は89%に上った。具体的には、「景気等の影響により、採用されにくくなる」ことを不安視している人が圧倒的に多く85%を占めた。
新型コロナウイルス感染症の影響により、企業側から選考中断もしくは内定の取り消しなどを通知されたことはあるかとの問いには、71%が「影響は出ていません」と回答。一方、「選考の中断を通知された」は16%、「その他、採用結果に影響が出た」は10%、「内定の取り消しを通知された」は3%と、なんらかの影響を受けた人は計29%に及んだ。
新型コロナウイルス感染症は転職活動時期に影響を及ぼしているか質問すると、「転職時期は変わらない」が48%と最も多く、転職意欲の高い求職者は依然として一定数いることがわかった。他方、「遅らせた」は36%、「早めた」は17%だった。
「新型コロナウイルス感染症によって転職活動に影響を受けていると感じる」ものを尋ねると、「転職先企業の選定が進めにくい」が96%、続いて「面接活動が進めにくい」が79%となり、採用企業との接点に関するものが上位を占めた。