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【この記事のエキスパート】
料理ライター:相田 すみ子
管理栄養士兼ライター。食と体の関係をもっと分かりやすく、幅広い人に伝えたいと思い、ライターとして活動しています。2児の母です。食べること、料理を作ることへの興味から管理栄養士を目指しました。学生寮、老健併設の病院での勤務経験があります。管理栄養士として培った経験をもとに、ユーザー目線に立った分かりやすく価値ある情報をお届けします。
食材を滑らかな食感にしたいときなどに使う道具が、こし器。プリン・茶わん蒸し・スープ作りなどに使う裏ごし器、味噌こし器、出汁こし器、油こし器など、さまざまな種類があります。この記事では、料理やお菓子作りに役立つこし器の選び方とおすすめ商品をご紹介します。
裏ごし、味噌こし、スープこし、油こし
こし器の種類を紹介!
こし器の種類は全部で4つ。
【1】さつまいもやプリンをペースト状にする「裏ごし器」
【2】味噌汁づくりに便利な「味噌こし器」
【3】目がこまかい! 「スープこし器」
【4】油をきるのに便利な「油こし器」
用途に合ったものを選べるように種類をチェックしておきましょう。
【1】さつまいもやプリンをこすときに使う「裏ごし器」
裏ごし器は、いろいろな食材をこしてペースト状にするアイテム。裏ごし器を使えば料理の幅も広がります。
たとえば、茶碗蒸しをつくるためには卵をこします。さつまいもならスイートポテトがつくれますし、プリンなどのスイーツづくりにも役立ちます。
目のこまかさによってなめらかさが違ってきますが、裏ごし用として使えるこし器をひとつ用意しておくと便利です。
【2】味噌汁づくりに便利な「味噌こし器」
味噌をこすための味噌こし器は、味噌を入れてこす部分が深くなっているものがほとんど。
取っ手が垂直に伸びているので、鍋につけながら味噌をこせます。味噌こし器を使うと味噌の豆の部分がこせるので、口当たりがなめらかに。味噌汁こし器もキッチンに常備しておきたいアイテムです。
【3】目がこまかい「スープこし器」
スープこし器は、ほかのこし器よりも網目が粗いものが多く、素材をこしてなめらかにすることによって食感を楽しめるスープをつくることができます。
また、スープこし器はダシをとるのにも便利です。
【4】油をきるのに便利な「油こし器」
油をきったり、使い終わった油をこすために便利なのが油こし器。とんかつや唐揚げをつくるときは、油こし器で油を切ってから引き上げます。よく揚げ物をつくるという方に向いています。
フライドポテトを大量に揚げるときなどは、業務用の油こし器を使う方法もあります。
素材や目のこまかさに注目!
こし器選びのポイント
ここからは、こし器の選び方を紹介します。ポイントは次のとおり。
【1】素材によって使い勝手が異なる
【2】目のこまかさも確認
【3】パンチング穴タイプも選択肢に
これらのポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。管理栄養士・相田すみ子さんのアドバイスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【1】素材によって使い勝手が異なる
こし器に使われる素材についてチェックしましょう。ここでは、おもに2つの素材について紹介します。
頑丈でお手入れがラクな「ステンレス製」
一般的なこし器に多く使われているのがステンレス製です。ステンレス製の特徴は丈夫で長持ち、お手入れもかんたんで、いつも清潔にしておけるという点。
また水にぬれてもサビることがなく、経年劣化も少ないので長く使うことができます。素材で迷ったらステンレス製を選ぶとよいでしょう。こし器によっては持ち手が木製など、使いやすい工夫がしてあるものもあります。
本格的な料理に便利な「馬毛製」
多くのこし器がステンレス製ですが、なかには馬の毛を使ったこし器もあります。馬毛製のこし器はきめこまかくこすことができて、食材がとてもなめらかになるのが特徴。
繊細な味わいを出せるので、レストランなどの業務用として使われることの多い素材です。本格的な料理をつくりたい人におすすめのこし器。値段もステンレス製よりも高いですが、ひとつあればいつもと違う料理にトライできますよ。
【2】目のこまかさも確認
こし器を選ぶときにチェックしたいのが、網の目のこまかさです。目がこまかいほど食材はなめらかになり、目が粗いこし器は食材の食感を残すことができます。また目の粗いものは素早くこせるというメリットも。
目のこまかさや粗さで味わいも変わってきますので、つくりたい料理によって網目をチェックするのがポイント。用途が決まっていない場合や、いろいろな料理に使いたいときは標準サイズの網目を選んでください。
【3】パンチング穴タイプも選択肢に
こし器は金属の糸を編んだ網目のものが一般的ですが、商品によってはパンチング加工されたものもあります。
パンチング加工とは、金属の板にこまかい穴をあけたもので、型くずれしにくく洗いやすいのがメリットです。
ただし目の粗いものが多く、裏ごしなどの作業には向いていない場合もあります。なめらかな食感を求める場合は網目のこし器を選んでください。
管理栄養士がアドバイス
こし器の目のこまかさは数字をチェック
【エキスパートのコメント】
こし器の目のこまかさは数字(メッシュ)で示されています。この数字が大きくなるほど、目がこまかくなるということを覚えておくと便利です。じゃがいもやサツマイモなどをこすなら、20~30メッシュくらいでよいでしょう。
また、使用後は目に食材が詰まりやすくなっています。スポンジだけではじゅうぶんに洗いきれないので、ブラシやたわしを使いましょう。