ヤフーは5月18日、新型コロナウイルス感染症関連の影響分析等に役立てられることを目的に、東京・愛知・大阪・福岡への近隣県からの来訪者数の調査レポートを公開した。

調査時点で特定警戒都道府県に指定されている東京都・大阪府と、解除された愛知県・福岡県への近隣県からの推定来訪者数を前年同月同曜日と比較した日別指数で可視化した。調査期間は2020年5月11~17日。

東京、日曜日に来訪指数が上昇

  • 東京への近隣県からの来訪指数(出典:ヤフー・データソリューション、Yahoo!検索)

依然として特定警戒都道府県に指定されている東京都については、晴天の夏日となった日曜日(5月17日)は、神奈川県(71%)と千葉県(66%)からの来訪指数が1週間で最高を記録。平日(5月11~15日)の近隣3県からの来訪は今回取り上げたエリアの中で最も低い水準であることから、ビジネス目的の来訪は自粛が強かったものの、それ以外の外出が日曜日に多かったことがうかがえる。

同じく特定警戒都道府県の大阪府では、雨天の影響からか土曜日(5月16日)が落ち込んでいた。また、愛知県や福岡県と同じく、平日は土日よりも高いレベルで推移していた。

指定解除となった愛知県と福岡県への近隣県からの来訪指数は、ともに土日より平日5日間の方が高かった。これは、ビジネスでの来訪がそれ以外の目的の来訪より減っていないためと考えられる。