「昨年行った、おばあちゃん家のようなラブホ」のコメントと共にゆななさん(@yunaaaa_a)がツイートした、ある“ラブホテル”の写真が話題です。ひと目見て感じる違和感。投稿されていた写真は、確かにラブホというよりも古い“民家”にしか見えません……。
投稿には、「いい雰囲気ですねー!」「エロより癒しになりそう」と多くの読者からのコメントが寄せられていました。
古くから経営を続けており、レトロな雰囲気と可愛らしいデザインが人気の「昭和ラブホ」の世界。ゆななさんは、令和になっても息づく昭和ラブホの魅力を、内装の写真や、ご自身のポートレートの舞台として発信されています。
今回は、ゆななさんに昭和ラブホの魅力を聞いてみました。
「昭和ラブホ」の魅力
――ゆななさんが、昭和ラブホに興味をもったきっかけを教えてください
「インターネットで昭和ラブホの写真を見て、『今でもこういう場所が残っているんだ』と心揺さぶられたのが、興味を持ったきっかけです。
また、もともと性文化に興味があり、大学の授業で江戸の遊廓文化についての講義を受けていました。吉原以外の遊廓や、遊廓に訪れる男性客について調べて、授業内で発表したりしていましたね」。
――ツイッターを拝見しましたが、さまざまな「昭和ラブホ」を訪れておられますね。昭和ラブホの魅力は、どこにありますか?
「一般的にラブホと言えば、綺麗でシンプルであったり、リゾートのようなバリ風のデザインのものをよく見かけます。
一方の昭和ラブホは、鏡のついた回転ベッド、真っ赤なタイルの浴室、今だに和式トイレだったりと、まるで昭和の世界に“タイムスリップ”したかのような感覚を味わえるんです。
また、長い年月、部屋を維持し続けるのにも、労力や修理費用がかかったりと大変だと思います。昔からのものを綺麗に保とうとしている従業員さんの心配りにも、魅力を感じています」。
――確かにお写真を見ていると、古いからといって汚いわけではなく、しっかりと手入れされた清潔さを感じられますね。ちなみに、室内写真だけでなく、ご自身のポートレートも発表されていますが、どんなふうに撮影しているのでしょう?
「恋人や、レトロ好きの友達と一緒に行って撮影しています。友人とは女性同士なので、気兼ねなく撮影ができますね。ポートレート撮影は私が被写体になってシャッターを押してもらうこともあれば、撮らせてもらうこともあります。
時々、三脚とセルフタイマーでセルフポートレートも撮るんですよ。綺麗に撮って残しておきたいので、一眼レフで撮影しています」。
続いては、ゆななさんがこれまで行った中で、印象に残っている昭和ラブホ4選を教えてもらいました。