串カツ田中ホールディングスは4月21日、フードサプライと協力し、外出自粛要請の影響で使用されなかった野菜を「もったいない野菜セット」として、関東営業中店舗での店頭販売を開始した。

  • 「もったいない野菜セット」(税別1,500円)を販売開始

同商品は、契約農家からの直送野菜数種類をセット販売するもの。販売開始の背景には、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う政府および自治体の緊急事態宣言を受け、飲食店の休業や時短営業が相次ぐなか、供給側である生産者も納入先が減少しており、苦労して育てた野菜等の行き場がなくなっている状況がある。 

同社も直営店で繁華街を中心に41店舗を休業する事態となり、多くの食材取引がなくなっている。そこで「ドライブスルー八百屋」を開催しているフードサプライと協力し合うことで、店舗で使用する予定であった野菜を直接ユーザーに販売。ステイホーム活動へ貢献するとともに、少しでも生産者を助ける活動としたいとの思いで、今回の提携となったという。

対象店舗は、串カツ田中の関東41店舗。価格は1,500円(税別)。なお、仕入れ状況により、販売される野菜の種類・品数は変更されることがある。

同社では、取引先企業、生産者、ユーザーをはじめとする関係者と協力しながら、前代未聞の難局を乗り越え、さまざまな工夫で外食産業を活性化する活動を続けていく、としている。