ジョンソン・エンド・ジョンソンは3月23日、最新の禁煙と受動喫煙に関する意識調査の結果を発表した。調査は1月28日~2月1日、20~40代の禁煙実行者300名および非喫煙者300名(いずれも性年代均等割り)を対象に、インターネットで行われた。
「健康増進法」の改正に伴い、2019年7月より、学校や病院、行政施設などの敷地内で原則禁煙となり、また、2020年4月1日からは、飲食店やオフィス、交通機関など全ての施設で屋内が原則禁煙となる。
はじめに、喫煙者に対し、こうした法改正による喫煙環境の変化をどのように捉えているのかと質問したところ、7割超が「肩身が狭い」と回答。また、身近な禁煙成功者の姿に、「うらやましい」(33.3%)という声も。さらに、「今回の法改正をきっかけに、禁煙したいと感じますか」と尋ねたところ、およそ6割が「最後の禁煙へのチャレンジ」や「禁煙に取組むきっかけに」と、ポジティブにとらえていることがわかった。
続いて、喫煙未経験者に対し、「周囲の喫煙者は、あなたが喫煙に伴う弊害で困った経験があることに気付いていますか?」と尋ねたところ、68.0%が「(おそらく)気付いていない」と回答。また、「喫煙者本人に対し、困っていることを何かしらの形で伝えようとした事がある」という人は36.0%にとどまり、泣き寝入り傾向にあることがわかった。
一方、禁煙実行者に同様の質問をしたところ、53.7%が「(おそらく)気づいていない」と回答。また、何かしらの形でその思いを伝えたことがある人の割合も45.0%と、非喫煙者に比べて高く、「喫煙者が受動喫煙の弊害を意識しており、 またその弊害を知っている自分たちはきちんとその意思を主張している」という意識が伺える結果となった。