アートネイチャーはこのほど、「薄毛のケア」に関する調査結果を明らかにした。同調査は1月24日~29日、全国の20歳~59歳の男性400名を対象にインターネットで実施したもの。
加齢とともに起こる変化のうち、最も抵抗のある変化について尋ねたところ、圧倒的に多い回答は「薄毛」(57.8%)だった。2位の「白髪」(11.3%)に40ポイント以上の差をつけている。20代でも「薄毛」と答えた人は52%と半数を超えた。
自身の頭髪に関して薄毛がどの程度気になるか尋ねると、74.9%が「とても気になる」「やや気になる」と答えた。20代でも66.0%が「とても気になる」「やや気になる」と答えており、「薄毛」を気にする意識は、若い年代にも広く浸透していることがわかった。
薄毛が「気になる」と回答した人に薄毛につながった行動についても聞くと、最も多い回答は「ストレス」(55.0%)だった。2位以下は、「睡眠不足」(43.3%)、「不健康な食事」(39.3%)、「運動不足」(34.7%)など、生活習慣に関連する項目が目立っている。
薄毛になる前にしておけばよかったと思うことについて尋ねると、「十分な睡眠」(33.3%)、「ストレス解消」(30.7%)、「栄養バランスの良い食事」(29.7%)が多かった。前問で「薄毛につながったと思うもの」に対するケアが多く挙げられている。
実際に行っている髪・頭皮のケアを尋ねたところ、他の年代と20代の傾向には違いが見られた。全体と比べて20代は何かしらのケアをしている人が多い。20代は、発毛剤やサプリメント、AGA治療、ヘアケアサロンでのヘア・チェックやケアなどよりプレミアムなケアを行っている人の割合も高かった。
1カ月の間に髪・頭皮のケアにかける金額について聞くと、20代は5,000円以上と回答した割合が31%と全年代の中で最も高かった。特に「1万円以上2万円未満」のお金をかけている層では、20代が全体より1.8倍多い結果となった。
髪・頭皮のケアは早い段階から始める方が良いか聞くと、94.9%が「はい」と答えた。特に20代は95.8%が「はい」と答えている。
髪・頭皮のケアを始めた方が良いと思う年齢について尋ねたところ、「10代後半~20代後半」という若い年代をあげた人の割合は全体で57.4%、20代では90.1%だった。今の20代は他の年代と比べて「髪・頭皮ケアはより若い段階から」という意識をもつ人が多い年代であることがわかった。
現在「へアケアは行なっていない」と回答した人の割合は、全体の36%、各年代でも約3割~4割を占めた。行っていない理由を聞くと、「正しいやり方が分からないから」(45.1%)、「お金の余裕がないから」(43.1%)が上位を占めている。