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【この記事のエキスパート】
リフォーム設計プランナー/レザークラフト作家:HARU
住宅リフォームをメインにプランニング経験を積み、リフォーム設計プランナーとして独立。
誰にとっても使いやすいユニバーサルデザイン住宅を目指し、賃貸でも出来るリフォームの提案や、福祉住環境コーディネーターの資格を活かし、介護改修に力を入れている。
また、住まいだけでなく身につけるものや持ち物も自分好みにしたいと、趣味でレザークラフトを始め、現在ではオーダーメイドで作る、レザークラフト作家としても活躍中。
手芸やクラフトで使いたい方向け!本記事では、レザークラフト作家のHARUさん監修のもと、ハトメパンチの基礎知識や使い方、選ぶポイント、そして、おすすめ商品をご紹介。初心者向けに解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
ハトメ・ハトメパンチの基礎知識
■そもそもハトメとは?
布や革、紙などに穴をあけて紐をつけて使う場合、なにか補強をしないとかんたんに壊れて穴が広がってしまいます。そこで、穴の補強をするために「ハトメ」と呼ばれる円形の金具を取りつけます。ハトメには、金属部品がふたつにわかれていて、ハトメを取りつけたい素材を両側からはさみ込む両面ハトメと、部品がひとつで構成されている片面ハトメがあります。
■ハトメを取り付ける工具がハトメパンチ
ハトメにはいくつか種類・大きさがありますが、どのハトメの場合でも取りつける際は、しっかりした台ではさみ込み、いきおいよく圧力をかけることが重要です。このハトメを取りつける道具がハトメパンチです。工具専門店から文房具店などでも取り扱われており、ハトメそのものの種類も非常に豊富です。
ハトメはブルーシートや靴ひも、書類、ペーパータグなど、さまざまな素材に取りつけることができます。
■ハトメの種類
ハトメには、両面ハトメと片面ハトメの2種類があります。それぞれの種類を詳しくみていきましょう。
▼両面ハトメ
・ハトメ(丸つぶし):文具や雑貨でもっとも一般的に使われる形状で、裏面の金具が二重になって固定されます。
・両面ハトメ:服飾品や装飾品に使われることが多く、表側と裏側が同じように仕上がります。
・アイレット(大きいハトメ):ハトメカーテン、テント、旗、シェードなどに使われる大きいサイズのハトメです。
・グロメット(歯つきハトメ):座金に歯(ツメ)が付いているハトメです。
▼片面ハトメ
・電気ハトメ(かけるのハトメ):電子機器の基盤にも使用できるハトメ。ハトメの軸を素材にとおしたあとに、ハトメパンチなどでつぶして丸め、素材と固定させます。
・菊割れハトメ:ハトメの軸を素材にとおしたあとに、ハトメパンチなどで軸をつぶして固定します。金属部分が菊の花のようにわれて広がりながら素材を固定する特徴があります。
■ハトメの材質
ハトメの素材は、真鍮(しんちゅう)、アルミ、プラスチック製などがあります。真鍮は、もっとも一般的なハトメの素材。5円玉などにも使われている銅と亜鉛の合金で、金色に見えます。
アルミはやや高価ですが、やわらかで取り扱いやすく、シルバーの色が美しいです。そのほか、無色透明のハトメがつけられるプラスチック製のハトメなどもあります。
ハトメパンチの使い方
手で握るだけのハトメパンチは手軽ではありますが、慣れるまではうまくできない方もいます。ここでは、ハトメパンチを使う際のポイントをみていきましょう。
■ハトメを付ける手順
ハトメを取りつける際は、まず素材に穴をあけます。平らな場所にカッターマットなどを敷き、素材にあてたポンチをうえからプラスチックハンマーなどで叩き、ポンチを貫通させます。
次に、素材を裏返しにしてハトメを取りつけます。ハトメの表裏が逆になっていると、ハトメがつぶれて正しく固定できないため注意しましょう。
片面ハトメの場合は、素材にハトメをとおし、ハトメパンチではさんでつぶします。このとき、素材の表側にハトメの表がくるようにしてくださいね。
両面ハトメの場合は、ハトメの本体を下からはめ、座金のリングを素材の上座金のリングを置きます。セットできたら、ハトメパンチでグッとプレスして完成です!
■プレスするときの力加減も大事
ハトメを取りつける際は、プレスする力加減も大切です。かたいハトメの場合は、一気に力を入れないとじゅうぶんに固定できないことがあります。そんなときは、ハトメパンチの位置を変えながら、ハトメの周囲を2~3回軽く締めつけると、より美しく仕上がります。
真鍮やステンレスの両面ハトメはかたいため、はじめての場合は真鍮の片面ハトメが作業しやすいかもしれません。はじめはうまくできないかもしれませんが、何度か練習すれば慣れてきますので、楽しく作業できるようになるでしょう。
ハトメパンチを選ぶポイント
レザークラフト作家・HARUさんのアドバイスをもとに、ハトメパンチの選び方を紹介します。ポイントは下記の4つ。
【1】ハトメの種類・サイズ
【2】使用感
【3】下穴への対応可否
【4】セット商品かどうか
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うハトメパンチを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ハトメの種類・サイズをチェック
まずは、使いたいハトメに対応しているかをチェック。使いたいハトメのサイズはもちろん、素材も対応しているか確認するとよいでしょう。
ペーパークラフトやメッセージタグを作りたい場合など、紙に小さなハトメがつけられればよいという場合には、プラスチック製のハトメパンチでもじゅうぶん対応可能。片手に収まるようなホチキス型のハトメパンチは、コンパクトでリーズナブルなので、まずハトメをつけてみたいという場合に便利です。
一方、グリップが付いているものは力が入れやすく、たくさんハトメをつけたい場合や、両面ハトメなど取りつけにある程度の力が必要な場合にも、安定して使用できます。
【2】使用感をチェック
ハトメパンチ自体が固く動かしづらくないか、紙にしわがよらないかなど、単にハトメが留められるかだけでなく、仕上がりのきれいさも確認して選びましょう。
また、ハトメを取りつける際に、はさみ込んだ素材とハトメがずれないような形状の工夫があるか、ハトメパンチの上下の構造が安定してかみ合うかなどを確かめておくとよいですね。
【3】下穴への対応可否をチェック
一般的なハトメパンチは、素材のどこにハトメを取りつけるか決めたあとは、あらかじめポンチという道具を使って穴あけをおこないます。
下穴はポンチとハンマーでかんたんに作れるので、慣れればそれほど難しいことではありません。しかし、ふたつの道具を使い分けるそのひと手間が負担に感じる場合があるかもしれません。
そういう意味で、穴あけとハトメの取りつけもひとつの道具で対応できるハトメパンチは作業性がいいといえます。
【4】セット商品かどうかチェック
ハトメパンチのなかには、対応するサイズのハトメがセットになっている商品もあります。ハトメは材質や形状の種類が豊富で、なにを選んでいいかわからないという場合にもうれしいですね。
ハトメとハトメパンチがセットになっている商品であれば、すぐに作業が進められます。とくに最初のうちはうまくハトメがつけられない場合があるため、これと決めたハトメがある場合の練習に活用することも可能です。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
力の入れやすさで仕上がりの美しさが決まる
ハトメはただ取りつけられればよいというだけではなく、取りつけ後の見栄えも重要なポイントです。ハトメ全体に均一に力が入らなければ、留まってはいるものの、穴がつぶれてしまったり、きれいな円になっていなかったり、ハトメそのものが割れて外れてしまったりという事もあります。
自分の握力や手のサイズを考慮して、均一に力が入りやすい大きさや形のハトメパンチを選べば、きれいに取りつける事が出来ます。




