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【この記事のエキスパート】
トータルフードアドバイザー:内藤 まりこ

トータルフードアドバイザー:内藤 まりこ

埼玉県出身。4人の子育て中のワーキングママ。
学生のころから美味しいものに目覚め、管理栄養士と料理講師の二足のわらじで、栄養相談・メニュー開発、講演会活動、フードコーディネートまで様々なジャンルで活動中。
趣味は家庭菜園と子どもが喜ぶ満足度の高い公園探し。


この記事では、本格的な親子丼が作れる「親子鍋」の選び方とおすすめ商品をご紹介します。アルミ・ステンレス・銅製など素材別に厳選しました。IH対応や蓋付きも! 親子丼だけでなくおかず作りにも活躍しますよ。ぜひ参考にしてください。

ポイントをチェック!
親子鍋の選び方

出典:Amazon

それでは、親子鍋の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記のとおり。

【1】素材
【2】表面加工
【3】柄の形状
【4】蓋
【5】対応熱源
【6】持ち手

上記のポイントをおさえれば、あなたに合った商品を見つけやすくなります。一つずつチェックしていきましょう。

【1】目的や調理環境にあわせて素材を選ぼう

親子鍋にはアルミ製、ステンレス製、銅製とさまざまな素材があります。使われている素材によって親子丼の仕上がりやお手入れのしやすさなどが変わるので、それぞれの素材の特性をおさえておきましょう。

▼「アルミ製」は熱伝導率と価格のバランスがよい

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アルミは熱伝導率が高く、鍋の素材に最適です。しかし、性質上、酸性やアルカリ性の性質を持つ食材の調理には向いていません。そのため、使用後にはすぐに盛り付けるか、洗浄することが大切です。

アルミはキズつきやすいので、やわらかいスポンジを使用し、中性洗剤でやさしく洗いましょう。洗浄後は水気をふき取ることで、水道水に含まれる成分による腐食を防ぐことが可能です。商品によってはフッ素樹脂加工が施されていますが、こびりついてしまったときは、水に浸けてふやかしてから洗うと落ちやすくなります。

▼「ステンレス製」はサビにくく便利

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ステンレス鍋は、保温効果とサビにくい素材ですが、熱伝導率の低さをカバーするため、多層構造が特徴です。

また、水気には弱く、濡れたまま放置しているとサビが発生してしまう可能性があります。食材がこびりついたときは、水に浸けておけば取れやすくなりますが、やはりあまりにも長時間放置しているとサビが発生してしまいます。

そのため、こびりついた汚れを落とすときは水を入れた状態で一度火にかけましょう。少し沸騰させれば汚れが取れやすくなります。その後、洗剤を汚れに直接かけて少し放置し、酢を含ませた布でやさしくこすって汚れを落としてください。

▼「銅製」は熱伝導率が高い!

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銅製は熱伝導率が高くまんべんなく熱がゆきわたり、高い保温効果もあります。均一に焼き色をつけたい卵焼きやホットケーキづくりにもおすすめ。

しかし、銅鍋は非常にデリケート。調理後はすぐに食材を盛りつけるか、容器に移しましょう。洗うときは、中性洗剤をつけたスポンジで洗って乾かしましょう。金たわしやナイロンたわしではキズをつけてしまいます。クレンザーの使用も外側のみとし、内面には使用しないようにしてください。

銅鍋はお手入れ次第で長く愛用できます。風合いなど経年変化も楽しめるため、一生ものの親子鍋が欲しいなら、銅製をお選びください。使い続けていると「緑青」といってサビが発生しますが、サンドペーパーでこすればカンタンに落ちます。手間をかけて自分だけの道具として育てたい人に向いているでしょう。

【2】施されている加工をチェック

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【エキスパートのコメント】

近年、流通している鍋は、フライパン以外にも多くの鍋に焦げつきにくい加工が施されています。とくに多いのはフッ素樹脂加工。親子鍋の場合、そのひとつのスミフロン加工といったものも見かけます。

こびりつきにくい親子鍋が欲しいなら、フッ素樹脂加工やスミフロン加工の商品を選びましょう。一般的にこのような表面加工が施されている鍋は、空焼きに弱い特性があります。しかし、スミフロン加工なら耐熱性があるため、フッ素樹脂加工の鍋より長く愛用できます。

また、アルマイト加工が施された親子鍋もありますが、こちらはこびりつき防止よりも耐久性を高めるための加工です。購入する前に親子鍋に施された加工をチェックしてみましょう。

【3】柄の形状にも注目しよう!

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親子鍋の柄には、2種類のタイプがあります。それぞれメリットやデメリットが異なるので、柄の形状もおさえておきましょう。

▼立柄タイプ
鍋に対して柄が垂直に付いているものを、「立柄タイプ」といいます。複数の親子鍋を使うときに、近くに置いても柄が重なることがないのが特徴。慣れていないと丼に移しにくいのがデメリットです。収納もしにくく、ある程度スペースが必要です。

▼横柄タイプ
鍋に対して柄が30度ほど上に付いているのが「横柄タイプ」と呼ばれるものです。フライパンと形状が似ているので、はじめて親子鍋を使う方でも扱いやすいのが魅力。ただ、複数同時に使う場合は、近くに置くと柄が重なってしまうので注意が必要です

【4】鍋より1回り小さい蓋を選ぶのがおすすめ

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卵をふんわり仕上げたり、具材に早く火を通したりするためにも、蓋(フタ)が必要です。親子鍋に使う蓋は、鍋の直径よりも1回り小さいものがおすすめ。蓋が大きすぎてしまうと、しっかり蒸すことができない場合があるためです。

蓋がセットになっている商品なら、サイズを気にせず新たなものを買わなくて済むので、セット商品を選ぶとよいでしょう。

【5】IHでも使える? 対応熱源も確認する

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自宅の熱源に対応するものかどうかは、必ず確認しましょう。商品によっては、ガス火でしか使えないものや、IH対応のものもあります。せっかく買ったのに対応していないということがないように、購入前にしっかりチェックしてくださいね。

【6】持ち手はキッチンでの使いやすさを重視

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【エキスパートのコメント】

持ち手はキッチンでの使いやすさを重視

親子鍋というと、持ち手のインパクトが強いですよね。縦型の持ち手が一般的ですが、鍋の横についているタイプもあります。家庭用の3口コンロの場合、奥のバーナーに親子鍋を置いても縦型なら持ち手が邪魔になりません。

横型は形状が一般的なフライパンとあまり変わらないため、小さめのフライパンとして親子丼以外の用途にも幅広く使えるメリットがあります。親子鍋を選ぶときは実際にキッチンで使う様子をイメージして、使いやすさを重視して選んでみてはいかがでしょうか。

>> エキスパートのワンポイントアドバイス

【エキスパートのコメント】

ほかの活用方法も視野にいれて選んでみましょう

一言で親子鍋といっても、素材やサイズ、持ち手の向きなどさまざまな種類があります。ご家庭で丼用の鍋としての頻度は高くはないようですが、それ以外にどのように活用するかというポイントをふまえて、選択幅を絞ってもいいのではないでしょうか。

とくに毎日お弁当を手づくりされているなら、小ぶりのフライパンや鍋としても使える親子鍋は、意外と便利で活用できるお助け鍋になってくれることでしょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)