引越し予約をする人が最も多い時間帯は?

アップルはこのほど、「イマドキの引越し予約調査レポート」を発表した。同調査は2019年1月～11月、同社の単身引越し者の予約データを集計・分析したもの。

同社では24時間365日、WEBで確定料金表示&引越し予約ができる「ラクニコス」というシステムを使用している。今回、WEB引越し予約は、これまでの「電話や訪問による見積もり」「電話や対面での引越予約」と比較し、引越し予約の行動にどのような変化が生まれるかアンケートした。

同社は、年末年始を除く日の9時～21時を営業時間(電話受付)としている。WEB予約者の予約時間は、「営業時間内」「営業時間外」のどちらが多いか調べたところ、71.6%が「営業時間内」、28.4%が「営業時間外」だった。夜に引越し予約をする人が約3割もいることが明らかとなった。

引越しの予約をした日を曜日別に分けると、特に大きな偏りは見られなかった。「平日」「土日」別で分けると、「平日」は63.1%、「土日祝」は36.9%となり、休日に引越し予約をする人が多いことがわかった。

曜日に関係なく、時間帯別の予約比率を比較すると、電話の予約は営業開始時と夕方以降から営業終了間際が多かった。一方、WEB予約は日中の生活時間中に大きな差は見られなかった。

WEB予約に絞って、土日祝と平日の予約時間帯の分布を比較したところ、平日は、日中12時～13時と19時～22時あたりに大きな伸びが見られた。一方、土日祝日は、10時頃から予約が入り始め、ピークは16～17時だった。

次に、2017年～2019年の3年間において、1年を通して最大の引越シーズンである3月の引越予約の動向を調べた。3月に引越しをした人が引越し日の何日前に予約したかを見てみると、2019年3月に引越しをした人は、2017年・2018年と比べ、早い段階で予約をしている。

これは、2018年は「引越し難民」が社会問題として注目されるようになったため、翌年は早い段階で予約をする人が増えたということが考えられるという。