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【この記事のエキスパート】
自転車ジャーナリスト:菊地 武洋
80年代から国内外のレースやサイクルショーを取材するベテランジャーナリスト。分かりやすいハードウエアの評論は定評が高く、近年はロードバイクのみならず、クロスバイクのインプレッションも数多く手掛けている。グランフォンドやセンチュリーライドなど海外ライドイベントにも出場経験を持つ。単行本の他、自転車産業振興協会でプロ向け教本の監修も手掛ける。
インナーチューブはロードバイクの走行性能をグッと引き出す重要なパーツ。ここでは、ロードバイクに適したチューブの選び方とおすすめ商品、口コミを紹介します。パナレーサーやコンチネンタル、シュワルベといった人気ブランドのアイテムをラインナップしました。
ロードバイク用チューブを選ぶポイント
さっそく、ロードバイク用チューブの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。
【1】タイヤのサイズ
【2】バルブの長さと太さ
【3】チューブの素材
【4】バルブの形式
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】タイヤのサイズをチェック
前提として、チューブのサイズはタイヤのサイズに合わせてピッタリのものを選ぶようにしましょう。チューブは伸縮性があるので、タイヤサイズの対応幅が広いものもありますが、できるだけタイヤのサイズに合ったチューブを選ぶのがベターです。
タイヤのサイズは、タイヤの側面に記載されていることがほとんど。定番サイズ700×23cを例に説明すると、タイヤ外径700mm、タイヤ幅23mmという意味。
自分が乗っているロードバイクのタイヤサイズを基準にピッタリのサイズのチューブを選ぶようにしましょう!
【2】バルブの長さと太さをチェック
バルブの長さと太さについて確認します。
【 長さ 】
まず長さについて、米式や英式のバルブ長は一種類ですが、仏式には大きく分けると3種類の長さがあります。計測方法はメーカーによって異なりますが、40mm、60mm、80mm前後の製品があります。選ぶ目安はリム高+15mm。
【 太さ 】
次に太さですが、インナーチューブはタイヤ幅に応じた太さのものを選びましょう。たとえばパッケージに700×18-25C(18/25・ETORTO622)とあれば、18~25Cに対応しているということ。最近は28Cを標準仕様にするバイクが増えてきているので、対応サイズを見落とさないようにしましょう。
そのため、「長さはリム高+15mm、太さは28Cが標準仕様」を目安にサイズの確認をしておきましょう。
【3】チューブの素材をチェック
チューブの素材によって、乗り心地や耐久性が変わります。素材ごとの特徴を理解して、自分に合ったものを選びましょう。
「ブチル」:高いシェアを占める合成ゴム
もっともシェアが高いのは合成ゴムのブチルチューブです。
安価で耐候、耐熱性にすぐれ、空気漏れが少ないのが特徴で、ほぼすべてのクリンチャータイヤの標準インナーチューブに使われています。ちなみに国内で販売されている米式、英式バルブはすべてブチルチューブです。
「ラテックス」:軽量でしなやかな素材
天然ゴムで作られているラテックスチューブは軽量で伸縮性が高く、しなやかで乗り心地がよいことで知られています。
弱点は価格が高価になってしまう点、品質にバラつきが起きやすい点です。また、ポリアミドを使って軽量で耐パンク性の高い新製品も登場しています。
「R'AIR」:軽さと耐久性を両立した素材
「R'AIR」は、日本の自転車用品メーカーのパナレーサーが独自開発した素材で、軽さと耐久性のバランスにすぐれています。ブチルチューブとラテックスチューブの中間的な性能です。
また、伸縮性があり、振動吸収性と路面追従性が高いのも魅力的なポイント。しなやかな乗り心地で、快適にサイクリングが楽しめるでしょう。
【エキスパートのコメント】
最初はブチル、レベルアップでラテックスを!
初心者は作業性の高いブチル素材が安心ですが、ステップアップしたらラテックス素材にも挑戦してみてください。
【4】バルブの形式をチェック
バルブの形式には、仏式、米式、英式の3種類があります。自分のロードバイクがどのタイプなのか事前に確認しておきましょう。
仏式(フレンチ):高圧に対応できる
ロードバイクをはじめとするスポーツバイクは、仏式(フレンチ)が一般的です。仏式は高圧に対応できるため、空気圧を高める必要のある細いタイヤに多く採用されています。
また、軽量なのも仏式のメリットです。スピード重視のロードレースでは、わずかな重量がバイクの加速に影響するため、軽さは重要なポイントとなります。
米式(シュレーダー):丈夫で耐久性にすぐれている
米式(シュレーダー)は、丈夫で耐久性にすぐれているため、マウンテンバイクなどの太いタイヤに多く採用されています。空気口が太く、空気もれしにくい構造になっており、オフロードや長期的な使用に適しています。
米式は頑丈で耐久性が高い反面、重量があるのがデメリット。レースなどでスピードを重視したい場合にはやや不向きかもしれません。
英式(ウッズ):取り扱いがかんたんで安価
英式(ウッズ)は、一般的なシティサイクルに多く採用されています。多くの日本人にとってなじみのあるタイプといえるでしょう。仏式や米式よりも取り扱いがかんたんで、安価なのがメリットです。
その一方で、英式は高圧に適さないため、ロードバイクやマウンテンバイクといったスポーツバイクではほとんど見かけません。
バルブ穴とインナーチューブは互換性がない
【エキスパートのコメント】
応急処置として、米式と英式用リムは兼用バルブナットを使えば仏式を使えますが、基本的にバルブ穴とインナーチューブのバルブは互換性がありません。
ロードバイクは空気圧が高いので仏式、クロスバイクでは仏式だけでなく米式も採用されています。英式バルブはシティサイクルに多く使われ、スポーツバイクで使われることは稀(まれ)です。
代表的なメーカー・ブランド
ロードバイク用チューブを取り扱う代表的なメーカーをご紹介します。商品を選ぶときの参考にしてみてくださいね。
Panaracer(パナレーサー):日本を代表するブランド
パナレーサー(Panaracer)は、日本生まれの自転車用品メーカーです。1952年にパナソニックグループのナショナルタイヤ株式会社として創業。その後グループから離脱し、現在のパナレーサー株式会社となりました。
パナレーサーは開発と生産拠点を日本国内に持っており、メイドインジャパンとして世界に誇れる品質のアイテムを数多く展開しています。取り扱うチューブの種類が豊富なのも特徴で、ライトモデルから本格仕様のものまで幅広くそろっています。
Continental(コンチネンタル):レースでも使用される本格仕様
コンチネンタル(Continental)は、ドイツを代表する自動車部品およびタイヤメーカーです。ロードバイク用チューブをはじめとする高性能なタイヤ用品を展開しており、数々の自転車ロードレースでもコンチネンタル製のものが選ばれています。
ロードバイクで本格的なライドを楽しみたい方にぴったりなメーカーといえるでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)









