カンムは1月8日、「新成人とお金に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2020年1月6~7日、調査対象はスマホ決済アプリ「バンドルカード」ユーザーのうち、2020年度に20歳となる人(1999年4月2日~2000年4月1日生まれ)で、有効回答は470人(学生303人、社会人(勤労者)152人、その他15人)。
過半数が「お金の使いすぎが不安」
2020年のお正月にお年玉をもらった(または、これからもらう予定がある)新成人は約6割。詳細をみると、学生は75%に上ったのに対し、社会人は25%にとどまった。お年玉の総額は「5万円以内」が最も多く、学生46%、社会人15%となった。
お年玉を卒業するのはいつだと思う(いつだった)か聞くと、学生は「成人まで」が26%、「大学・大学院卒業まで」が24%。一方、社会人は「高校卒業まで」が過半数の51%を占めた。
全員に人生で最初に使ったキャッシュレス決済手段を尋ねると、「交通系電子マネー」が61%で最多。以下、「○○ペイ系スマホアプリ」が11%、「クレジットカード」が9%と続き、「現金のみ」はわずか6%だった。
「お金の使い方」について、成人を控えた今の気持ちを質問すると、学生・社会人ともに「使いすぎが不安」が1位(学生62%、社会人53%)。2位は、学生が「大人としての責任が重い」(32%)、社会人が「自由にお金を使えるのがうれしい」(34%)となった。同調査では、「同じ年齢でも、就職して給料を得ている人は学生よりもお金の扱いに慣れているようだ」と分析している。
やってみたい「大人ならではのお金の使い方」を自由回答で聞くと、1割以上が「大人買い」と回答。一方、「定期貯金」「地道な資産運用」など、堅実な金銭管理を挙げる人も多かった。