寒くなると急激に増加する風邪やインフルエンザなどの冬の感染症。とくに小さな子どもを持つママは、我が子を守るために気を遣う季節となる。予防ができればそれに越したことはないが、いざかかってかかってしまったときには、少しでも早い回復を願って懸命に看病した経験は誰にでもあるだろう。

そこで今回は子どもを持つマイナビニュース女性会員287名にアンケートを実施し、「感染症にかかった子どもの看病で役立ったもの」について聞いた。

  • 感染症にかかった子どもの看病で役立ったものは?

Q.過去にお子さまが感染したことのある冬の感染症を教えてください(複数選択可)

1位「風邪」(80.5%)
2位「インフルエンザ」(62.4%)
3位「ノロウイルス感染症」(28.2%)
4位「溶連菌感染症」(25.4%)
5位「RSウイルス感染症」(19.9%)
6位「おたふくかぜ」(18.5%)
7位「ロタウイルス感染症」(16.4%)
8位「マイコプラズマ」(11.1%)
9位「その他」(3.5%)

Q.感染症にかかった子どもの看病で役立ったもの、便利だったものがあれば教えてください

■「鼻水吸引器」

・「電動鼻水吸引器が便利でした」(37歳/その他/その他・専業主婦等)
・「まだ鼻がかめないので、電動鼻水吸いとり器が役に立ちました」(39歳/その他/その他・専業主婦等)
・「電動の鼻水吸引器。自分で吸うタイプを使うと、風邪を移されるため」(34歳/その他/その他・専業主婦等)
・「鼻水がよく出るので、鼻吸い器が便利でした。鼻水に直接触れずに吸引できるし、慣れてきたら子どもが自分で鼻水を吸ってくれています」(35歳/繊維・アパレル/販売・サービス関連)
・「鼻水を吸い取るもの。お風呂上りが一番良い」(40歳/その他/事務・企画・経営関連)
・「特にないけれど、高いお金を出して鼻水の吸引器を買えばよかったなぁとは思いました」(29歳/その他/その他・専業主婦等)

■「保冷剤・アイス枕」

・「アイスノンは大変役に立ちましたね」(37歳/教育/専門サービス関連)
・「リュックのように背負う保冷剤。脇の下を冷やせる」(38歳/その他/その他・専業主婦等)
・「脇を保冷剤で冷やすときに、ずり落ちないようにするためのゴムバンドが役に立った。寝ている時も冷やせるので良かった」(34歳/その他/その他・専業主婦等)
・「アイス枕は、とても便利だなと思います」(32歳/その他/販売・サービス関連)
・「熱さまシート」(40歳/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
・「やはりポカリスエット。あと、熱には冷凍庫に常備してあるまくらとケーキ屋さんでもらった保冷剤。もちろん保冷剤は脇や頚部を冷やします」(45歳/その他/その他・専業主婦等)
・「冷えピタ」(32歳/その他/その他・専業主婦等)

■「ゼリー・アイスなど」

・「ゼリーは少し食べてくれるから、あってよかったと思う」(33歳/その他/その他・専業主婦等)
・「お薬飲めたねゼリー」(40歳/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「ウイダーinゼリー」(32歳/その他/その他・専業主婦等)
・「パウチタイプのゼリー。吸うだけで食べられるし、こぼしづらい」(36歳/ガラス・化学・石油/IT関連技術職)
・「薬を飲むときのゼリーは便利でした」(34歳/その他/その他・専業主婦等)
・「抗生物質や漢方薬が苦みやクセがあるので、チョコレートアイスに混ぜてあげるのに役に立ちました」(39歳/その他/その他・専業主婦等)
・「粉薬を飲ませる時にお薬ゼリーがなくて、ヨーグルトに混ぜた」(42歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

■「ビニール袋・ビニール手袋」

・「使い捨てビニール手袋」(43歳/その他/その他・専業主婦等)
・「トイレットペーパーや使い捨てのビニール手袋、ビニール袋はとても役に立ちました。使い捨てなので次々に使える点が便利でした」(45歳/その他/その他・専業主婦等)
・「大きなビニール袋。これに顔をできるだけ深く入れさせて(かなり嫌がりますが…)吐かせると周辺への飛び散りが少なく、うつる確率が下がりました。ビニール袋は使用したら直ぐに口を塞ぎ、ベランダへ!」(43歳/その他/その他技術職)
・「持ち運べるように作っていたエチケット袋。使い捨てビニール手袋。アルコール消毒液」(31歳/その他/その他・専業主婦等)

■「その他」

・「ポカリスエット」(42歳/ガラス・化学・石油/技能工・運輸・設備関連)
・「レトルトの離乳食」(30歳/ガラス・化学・石油/事務・企画・経営関連)
・「同じタオルが使えず、ペーパータオルが役に立った」(29歳/その他/その他・専業主婦等)
・「ペットシート。あちこち吐いて転がるので、すぐに捨てられるのは助かった」(37歳/ガラス・化学・石油/その他技術職)
・「蓋の付いた鍋。枕元に置いておきました。夫の持参品でしたが、我が家がIHで使えなかったので」(39歳/その他/その他・専業主婦等)
・「空間ウイルス除菌ポット『クレベリン』を置いていたお陰で、二次感染予防になった気がする」(39歳/リース・レンタル/技能工・運輸・設備関連)
・「マスクと加湿器。あとはガーゼ手拭いを2枚用意して肩紐を縫い作って、汗をかいた時すぐ取れるよう、胸と背中用に作った。わざわざ全部脱がなくても、両方の肩紐を引っ張ればスルッと抜けて取れるように」(42歳/その他 その他・専業主婦等)

■総評

調査の結果、「過去に子どもが感染したことのある冬の感染症」でもっとも多かったのは、80.5%を集めた「風邪」だった。2位は「インフルエンザ」(62.4%)で、この2つが3位以下を大きく引き離しており、冬の代表的な感染症といえそうだ。以下、3位「ノロウイルス感染症」(28.2%)、4位「溶連菌感染症」(25.4%)、5位「RSウイルス感染症」(19.9%)、6位「おたふくかぜ」(18.5%)が2割から3割程度の票を集めた。

「感染症にかかった子どもの看病で役立ったもの、便利だったもの」を聞いたところ、多種多様なアイテムが挙がる中、「鼻水吸引器」「保冷剤・アイス枕」「ゼリー・アイスなど」「ビニール袋・ビニール手袋」などの回答が目立った。やはり、子どもの看病をする上で鼻水や吐瀉物の処理や解熱、水分や栄養の補給は気を遣うところ。これらはそのための効率的なアイテムとして重宝されているようだ。特に「鼻水吸引器」は「あって助かった」という声が多く、中でも電動のものは役に立つというコメントが目を引いた。

そのほかの意見としては、「ポカリスエット」などのスポーツドリンクや経口補水液、レトルト食品、ペーパータオルや除菌ジェル、防水シーツなども見られた。またグッズではないが、「すぐに病院に行くこと。セカンド・オピニオンも大事」「心配なときは#8000に電話をし、アドバイスをいただいた」「予防接種していたおかげか、子どもだけは症状が軽かった。大人の方が重症だった」など寄せられており、日頃の予防や、異変が見られた際の迅速な対応が肝心と説く声があった。

冬の感染症は、風邪などのごく一般的なものでも、抵抗力の弱い子どもがかかると重篤な症状に見舞われたり、思いのほか長引くことも多い。外出時の防寒や帰宅時のうがいや手洗い、こまめな室温・湿度管理や予防接種は欠かせない。そしていざかかってしまった際には、早めに専門医に診せ、的確な診断を仰ぐことが何よりも大切となる。今年の冬も、万全のかたちで備えたいものだ

調査時期: 2019年11月18日〜2019年12月4日
調査対象: マイナビニュース女性会員
調査数: 287人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません