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【この記事のエキスパート】
愛玩動物飼養管理士・ペット栄養管理士:石原 美紀子
青山学院大学卒業後、出版社で雑誌・書籍の編集に携わったのち独立。
犬の訓練をドッグトレーニングサロンで学びながら、愛玩動物飼養管理士1級、ペット栄養管理士の資格を取得。
著書に「ドッグ・セレクションベスト200」、「室内犬の気持ちがわかる本」(ともに日本文芸社)、「犬からの素敵な贈りもの」(出版社:インフォレスト) など。愛犬はオーストラリアン・ラブラドゥードル。
柴犬やブルドッグ、コーギーなどの中型犬が快適で安全に過ごせる犬用ケージ。この記事では、愛玩動物飼養管理士である石原美紀子さんへの取材をもとに、中型犬向けのケージの選び方とおすすめ商品をご紹介します。愛犬がやすらげるケージを見つける参考にしてください。
愛玩動物飼養管理士に聞いた!
中型犬用ケージの選び方
愛玩動物飼養管理士である石原美紀子さんに、中型犬ケージを選ぶときのポイントを教えてもらいました。選び方のポイントは下記。
【1】高さは成犬になったときの「推定体高×1.6倍程度」が目安
【2】幅は成犬になったときの「推定体長×1.6倍程度」が目安
【3】成犬になって買いかえる予定なら、いま合うサイズを
【4】屋根、壁面、床を取り外せるケージが掃除しやすい
【5】インテリアにこだわる人は茶色か黒がおすすめ
「ケージ」、「サークル」、「クレート」などの呼び方があり、しっかり解説いただいています。「ケージとは?」と思っている方も、参考にしてみてくださいね。
【1】高さは成犬になったときの「推定体高×1.6倍程度」が目安
【エキスパートのコメント】
ワンちゃんのおうちには「ケージ」「サークル」「クレート」があります。
ケージは床と天井があるもの、サークルは囲いだけのもの、クレートは持ち運び可能なものです。中型犬はジャンプ力がかなりありますので、サークルよりもケージがおすすめです。
ケージの高さは、犬が立った状態で頭の上に人間のにぎりこぶしふたつ分程度の余裕があることが望ましいです。そのためケージの高さは、ワンちゃんが成犬になったときの推定体高×1.6くらいのものを選びましょう。
なお、体高は犬が立った状態で、足元から首元までの高さであって、頭の高さを考慮していません。1.6倍するのはそのためです。
【2】幅は成犬になったときの「推定体長×1.6倍程度」が目安
【エキスパートのコメント】
幅は、成犬になったワンちゃんが、ごろんと横になったときに左右に少しゆとりがあるサイズがおすすめです。幅は、成犬になったときの推定体長×1.6くらいがいいでしょう。
なお、体長は坐骨端(おしりの一番突きだした部分)から胸骨端(胸の一番張り出た部分)までの長さで、こちらも頭の長さは含まれません。ワンちゃんは寝るとき少し丸まりますが、余裕を見て1.6倍としています。
【3】成犬になって買いかえる予定なら、いま合うサイズを
【エキスパートのコメント】
子犬にケージを買う場合、トイレのしつけの面からはあまりに広いケージはおすすめできません。なかで排せつできてしまうからです。
「ずっとひとつのケージを使い続ける」なら、推定体高×1.6倍程度の高さと推定体長×1.6倍程度の幅を満たすケージがおすすめですが、成犬になったときにケージを買いかえる予定があるなら、ワンちゃんが立ったときに頭上に人間のにぎりこぶしふたつ分くらい、ごろんと横になったときに左右に少しゆとりがあるサイズを選びましょう。
【4】屋根、壁面、床を取り外せるケージが掃除しやすい
【エキスパートのコメント】
ケージ内にトイレを設置する場合は、はみ出したオシッコなどでケージの床や壁面が汚れます。また、ケージ内ではワンちゃんは寝るだけという場合でも、抜け毛や目やになどが落ちて床にたまります。壁面も、網目の隅にホコリや抜け毛などがつきます。ケージ内は、意外と汚れやすいのです。汚れたケージはワンちゃんとお部屋の衛生上よくありませんし、においます。
ケージは、消臭スプレーを使った毎日の清掃や定期的な水洗いが必須です。壁面と床が一体化していると水洗いが難しいので、取り外してそれぞれのパーツに分解できるケージがおすすめです。
【5】インテリアにこだわる人は茶色か黒がおすすめ
【エキスパートのコメント】
ケージの色には着色なしの銀色(ステンレスの色)、白、茶色、黒などがあります。
銀色は一番シンプルですが、どことなく素っ気ない感じもします。白は汚れが目立つので掃除の契機になりますが、掃除する時間が取れないときなどに困ります。茶色はカントリー調のお部屋に合います。
また、黒は置くとシックで、アーバンなお部屋と相性がいいです。どちらも汚れが悪目立ちしません。茶色か黒をおすすめします。