MAPは10月29日、20・30代の転職希望者を対象とした「転職したら働いてみたいエリア」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2019年7月22日~10月2日、調査対象は20~34歳のMAPグループ転職支援サービスの登録者で、有効回答は752人。

  • 転職したら働いてみたいエリアはどこですか?

    転職したら働いてみたいエリアはどこですか?

転職したら働いてみたいエリアを選択方式で尋ねると、1位「東京・丸の内・日本橋エリア」(246人)、2位「新宿・代々木・大久保エリア」(191人)、3位「渋谷、原宿、青山エリア」(185人)、4位「恵比寿・目黒エリア」(184人)との結果に。一方、「こだわらない」という人も169人いた。

エリアを選んだ理由を聞くと、「通勤に便利」が48.5%と断トツに多く、次に「自宅から近い」が10.8%と、通勤の効率を重視する人が6割近くを占めた。以下、「好きなエリアだから」が10.4%、「なじみがある」が7.7%、「その他」が6.9%、「イメージがいい」が6.8%と続き、中には「残業することを考慮して、夜間の治安がよいエリアを選びたい」(女性25歳)といった声もみられた。

仕事選びの際に勤務地は重視するかとの問いには、66.6%が「多少は意識する」、20.6%が「かなり意識する」と回答。男女別にみると、「意識する(多少は+かなり)」と答えた割合は、男性が83%、女性が90.9%と、女性の方が多かった。女性は生活全般と通勤を結びつけて考える人が多いのに対し、男性は「勤務地に関して特にこだわりがない」(男性32歳)などの意見が目立った。

同調査では、「女性の方が中長期的なライフスタイルの変化を考慮して転職活動にのぞむ傾向があり、時間や距離など『通勤の効率化』への意識も男性以上にシビアなようだ」と分析している。