父と娘。近いようでいて遠い存在です。そもそも育った時代も、性別も、なにもかもが違うのですから、本来はお互いを「理解できない」のが、普通なのかもしれません。しかし、世の中には深く理解し合えた父娘もいるんです。

イラストレーターでデザイナーのあおのこさんが「日本一理解のある父」のコメントとともにLINEのスクリーンショットをツイート。お父さんの”神対応”に賞賛の声が集まっていました。

お父さんすごすぎる! 説明を受けていない状況でこのLINEのやりとりを見たら、まず多くの方が「年が近い先輩に相談したのかな?」と勘違いすると思います。大学を辞めるという、娘にとっての一大決心に対して「いんじゃん」と、さらりと1分で肯定しつつ、「時間は有限よ。今のうちに努力貯金をしておきなされ」と大切なアドバイスまで挟みます。

  • お父さん、何者…?

その後、あおのこさんが「TikTok、1ヶ月でフォロワー13.7k(※13,700人)になったよ! そこから仕事が来るようになった」とコメントすると、世の大半のお父さんが「え? TikTokって何? フォロワーって何?」と返しそうなところを、「そりゃすごい!」「TikTokの方が努力効率はいいよ。時間があるなら中国語勉強して中国デビューしたほうがいい」と、TikTokの市場動向まで把握しつつ、その後の努力の道筋まで示すという男前ぶりです。

大学在学中からイラストレーターとして活動される中で、「やりたいことが見つかって、普通の働き方がちょっと難しい病気になったこともあり自分の将来を考え直し」たというあおのこさん。

お父さんは経営者をされているとのことで、きっと世のトレンドに敏感な方なんでしょう。ただ、動揺も反論もせず、即座に退学に同意したところから察するに、きっと普段からお互いが細かくコミュニケーションを取っていたからこその「いんじゃん」だったのでは。つまり、「日本一お互いを理解した父娘」だったんですね。

この投稿に対して、読者の皆さんからは「こんなパパのもとに生まれたかった」「お父さん天才。先見の明ありすぎ」「こういう風になりたい」「理解しながら導いてくれる素敵なお父さん」「自分の娘にもこういう事を言える器の大きい父になろうとこれ見て決意しました」「ベストファーザー賞を贈れるなら小さい盾と共に贈りたい」と、お父さんに対する賞賛の声が続々。中には、「フォローしたいので、お父さんのTwitterアカウント教えて貰えますか?」とお願いする人まで。

投稿からおおよそ2日間で、約1,900件のリツイート、17,000件のいいねが集まり、話題になっています。