ホットペッパーグルメ外食総研は9月20日、消費税増税への準備に関する調査結果を発表した。調査は8月1日~8日、首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女を対象にインターネットで行われ、8,964件の有効回答を得た。
10月1日からの消費税増税に際して、今後節約することを考えているかを聞いたところ、「節約派」(とても考えている+少しは考えている)は68.9%となり、特に女性の節約志向が強く、全年代で7割を超えた。
「節約したい」費目については、「光熱費」(54.8%)、「衣類費」(46.0%)、「家電・通信費」(44.5%)が上位に。また、4位に「飲酒費(家の中・外とも含む)」(40.6%)、9位に「食費(飲酒費を除く)」(36.1%)が入るなど、外食に関する費目も上位に挙がった。
次に、消費税増税の前までにやっておきたいと思うものを尋ねたところ、「何も準備するつもりはない」人が37.8%いることが明らかに。一方、何らかの準備をするという人に対し、「買いだめ」「前倒し」「事前の準備」に大別して内容を聞いたところ、「買いだめ」と「事前の準備」には一定の関心がみられたものの、「前倒し」については、特に外食に関連する項目で関心が薄く、2%の差を気にして外食を「前倒し」する動きが少ないことが読み取れた。
個別の項目TOP3は、「食料品・酒以外の日用品の買いだめをしておく」(37.1%)、「ポイント還元があるキャッシュレス各社のキャンペーン内容等を調べる・比較検討する」(20.8%)、「酒の買いだめをしておく」(20.7%)という結果に。次いで、「キャッシュレス利用でポイントが還元されるカードやアプリなどを申し込む」(19.3%)、「外食店を含む中小店舗でポイント還元される制度や方法を調べる」(18.9%)と続き、増税と同時に始まる「キャッシュレス・消費者還元事業」によるポイント還元にも一定以上の関心が集まっていることがわかった。