ツナグ働き方研究所はこのほど、17~29歳の正社員・契約社員・公務員、男女150名を対象に「就業意向に関する調査」を実施。入社3年以内の若者の4月末時点においての退職意向と、その理由について発表した。

  • 入社3年目・退職意向「すでに辞めた・辞めたいと思っている」若者は約7割

    入社3年目・退職意向「すでに辞めた・辞めたいと思っている」若者は約7割

調査の結果、入社3年目以内で「すでに辞めた」人は12.7%、「辞めることを決めた」人は7.3%に。また、「辞めるかどうか迷っている」と回答した人は47.3%おり、約7割の若者が「すでに辞めた・辞めたいと思っている」ことが分かった。

  • 退職予備軍の最も辞めたいと思った理由は「人間関係がよくない」

    退職予備軍の最も辞めたいと思った理由は「人間関係がよくない」

さらに、同調査では「辞めるかどうか迷っている」と回答した“退職予備軍”の「最も辞めたいと思った理由」をカテゴリ別に集計。その結果、辞めたいと思った理由として上司や同僚などとの「人間関係がよくない」31.5%がトップに。次いで「職場環境がブラックである」26.0%、「仕事内容に不満がある」11.0%、「入社前の理想と入社後の現実にギャップがある」11.0%と続いた。

なお、「辞めたい理由」についての定性コメントは以下のとおり。

■人間関係がよくない
・理不尽な理由で怒鳴られた。
・上司のパワハラモラハラがひどく、毎週飲み会に強制参加。
・同僚と性格が合わず常に気を使ってしまうので仕事がしづらい。

■職場環境がブラックである
・目標という名のノルマがあるから。
・残業代が出ない。
・インフルエンザでも出勤しなきゃいけなかった。

■仕事内容に不満がある
・客からの理不尽なクレームが多い。
・毎年部署が代わり、深い内容まで業務を習得出来ない。

■入社前の理想と入社後の現実にギャップがある
・希望の配属先ではないところに配属された。
・入社前と入社後で求められる業務が異なる。

●調査概要
調査期間:2019/4/20~2019/4/24
調査対象:全国の17~29歳男女・現在の雇用形態が「会社員(正社員)」「会社員(契約社員・派遣社員)」「公務員」・入社時期が2017年~2019年 調査方法:インターネットによるアンケート
有効回答:150名(男性41名・女性109名)