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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。
今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。
釣り好きなら一度は「ゴムボート(インフレータブルボート)」に乗って海釣りやバス釣りをしてみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。堤防や岸からでは狙えない場所や、大型な魚も狙うことができます。そこで本記事では、釣り用ゴムボートの選び方とおすすめ商品を紹介します。
注意点:大きさによって免許が必要になる
【エキスパートのコメント】
登録長で長さ3m未満(船の全長で3.3mまで)、推進機関の出力が1.5W(約2馬力)未満であれば、免許不要でボートフィッシングが楽しめます。また船舶検査(船検)も不要なので免許を持っているけれど更新が面倒、という人などにも免許不要サイズのボートは最適です。
気軽に乗れるのがメリットですが、ボート自体は小さいので釣りが目的の場合は、乗車人数はせいぜい2名までが精いっぱいと思ってください。またあまり沖へ出ると危険なので陸地が見える範囲にしましょう(任意の海岸から3海里または5海里まで)。
※登録長は、おおむね「船の全長×0.9」となります。
※平成15年6月より、登録長の長さ3m未満、かつ推進機関の出力が1.5W(約2馬力)未満、および下記の要件を満たすボートは免許不要、かつ、船舶検査を受けなくても操船可能となりました。(国土交通省)
『直ちにプロペラの回転を停止することができる機構を有する船舶、または、そのほかのプロペラによる人の身体の傷害を防止する機構を有する船舶』であること。
釣り用ゴムボートの選び方
それでは、釣り用ゴムボートの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】素材
【2】定員人数やサイズ
【3】保管・収納性
【4】安全装備
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材をチェック
やはり一番注目したいのは、ゴムボートの安全性に直結するゴムの素材です。耐久性もさることながら空気の入り具合によってボートの安定性にも左右されます。
ゴムボートで使用されている素材は「CSM」と「PVC」といわれるものがメインになります。CSMは耐用年数が高く丈夫ではりますが、比較的高額になりがちです。一方PVCは気温や気候による変化に強い素材と言われています。
メーカーによってはこれ以外の素材を利用しているものもありますので、耐用年数は必ずチェックするようにしましょう。
【2】定員人数やサイズをチェック
たとえば、4人乗りのボートの場合は実際の搭乗人数は2人がおすすめです。ボートに乗り込むとなるとたくさんの道具を持ち込むわけですから、ただでさえ荷物でスペースがとられてしまいます。また、キャスト時に周りにも気にしなければいけませんから、余裕をもったサイズ感を選ぶことがおすすめです。
とはいえ、大きければいいというわけではないので、2人で利用するなら最低でも3人用といったように、実際に搭乗する人は定員人数の半分ほどを目安にするのがいいでしょう。
【3】保管・収納性をチェック
【エキスパートのコメント】
保管場所も考慮してサイズを選ぼう
ゴムボートは持ち運ぶことができることから人気になっている製品です。とはいえ、重さは20kg以上、場合によっては40kg以上あるものもありますし、かさばるので保管場所の確保は絶対に必要です。
船外機を使う場合は2馬力でも結構な大きさがあります。また、ランチングする場所やゴムボートを広げる場所なども調べておく必要があります。そのためにも買う前に一度は実物を見てサイズ感を把握しておくようにしましょう。
【4】安全装備をチェック
【エキスパートのコメント】
免許不要とはいえ、ライフジャケットの着用は必須なので同乗者もあわせて必ず用意してください。また、釣り目的であれば、アンカー、ロープ、シーアンカーなどはもちろん、船外機を使う場合は燃料タンクや予備燃料など用意するグッズも必要です。
沖へ出てから無かったでは済まない装備もあるので、じゅうぶんな知識を持って製品選びをしましょう。