バカルディ ジャパンはこのほど、「働き方改革と社内コミュニケーションの実態調査」の結果を明らかにした。同調査は5月24日~26日、月に1回以上、お酒を飲む習慣がある20代~50代の社会人800名を対象にインターネットで実施したもの。
同社は、社員同士で飲食(アルコール飲料を含む)しながらコミュニケーションすることを「飲みニケーション」と定義。「飲みニケーション」は、社内の円滑なコミュニケーションに役立つと思うか尋ねたところ、45.9%が「とてもそう思う」「そう思う」と回答した。年代別に比較してみると、「そう思う」が過半数となったのは20代の社会人のみで、30代~50代の社会人はいずれも4割程度に留まっている。
1カ月で会社の上司、同僚、部下それぞれと飲みに行く回数について聞くと、「対上司」「対同僚」「対部下」すべての項目で20代が最も多く、また年代が高くなるに連れて減少していた。
働き方改革法案が成立した1年前と比べて、「飲み二ケーション」の頻度は増えているか尋ねると、対上司、対同僚、対部下ともに「変わらない」が最も多い。「増えている」に比べて「減っている」という回答が多いことから、社会人の飲みニケーション機会は減少傾向であることがわかった。
続いて、会社の上司、同僚、部下と飲みに行くメリット・デメリットについて尋ねた。メリットについては、上司、同僚、部下すべてに共通して「距離が近くなる/仲良くなれる」が最も多い。
デメリットについては、上司、同僚、部下とも、「飲みの時間が長い・明日への影響」が上位を占めた。上司では「飲みながら説教される」が最も高く、同僚では「同僚の悪口を聞かされる」、部下では「金銭的な負担("自分が多めにだすか奢り"が基本)」が、それぞれ高くなっている。
年代別にメリット・デメリットを比較すると、「メリット」については全項目で20代が最も高く、年代が上がるにつれて、評価指数が下がっている。「デメリット」も、項目によって差はあるが、ほぼ同様の結果となった。若い世代ほど、社内の飲みニケーションにメリットを感じていることがわかった。
社内の「飲みニケーション」は誰と行くか尋ねたところ、「同僚」が最も多く、次いで「上司」、最少は「部下」となった。内容で最も多いのは「仕事とは関係ないプライベートな会話で盛り上がりたい」で、「仕事上の悩み相談をしたい/して欲しい」「仕事上のアドバイスをしたい/して欲しい」が続く。
適切な飲みニケーションのボリューム(時間)について聞くと、最多は「1~2時間」で、「2時間~3時間」「30分~1時間」と続いた。全体平均では1.67時間(約100分)となっている。年代別で見ると、30代以降は年代が上がるに連れて時間が減少している。