マクロミルは5月30日、「新社会人に関する定点調査(2019年版)」の結果を同社ニュースレター「HoNote通信」vol.182で発表した。調査は5月5日~7日、2019年4月に新社会人となった22~25歳の会社員・公務員200名(男女各100名)を対象にインターネットで行われた。
入社する前と後で、就職先に対するイメージにギャップを感じた人の割合を調べたところ、50.5%(大きな+やや)と、2011年からの9年間で2017年と並んで最も高い割合に。
具体的なギャップの内容を聞くと、「残業が多い」(35%)が最も多く、次いで「給与が少ない」(22%)、「希望する仕事ができない」(20%)と続き、ネガティブな要素が上位に並んだ。
また、昨年4位の「有給休暇が取得しづらい(21%)」は、今年は9位にランクダウン。昨年から11ポイント減少し、過去9年間で最も低い結果に。その背景には、「働き方改革関連法」による有給休暇取得が進んでいることが推察される結果となった。
最後に、今年の新社会人のキャリア志向について確認すると、管理職以上の役職に「就きたい」と考えている新社会人は、全体の55%だった。男女別にみると、男性は73%で昨年よりも6ポイント減少、女性は8ポイント減の37%と、新社会人の管理職志望率は男女ともに昨年よりも下がったことがわかった。