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【この記事のエキスパート】
文房具ライター:きだて たく
最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。
極端な悪筆と工作下手がコンプレックスゆえに自分を助けてくれる便利な文房具を探し求め続けており、その活動の結果得られた情報を雑誌・WEBなどの媒体で公開している。
文房具に関する著書多数。近著には『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(共著 スモール出版)がある。
鉛筆にはかかせない鉛筆削り。芯部分の露出割合、削るときのタッチの軽さ、鉛筆削りの形など選び方にはポイントがあります。そこで、文房具ライターからのアドバイスをもとに手動鉛筆削りの選び方、おすすめ商品をご紹介します。
大人から子どもまで!
手動鉛筆削りの選び方
文房具ライターのきだて たくさんに、手動鉛筆削りを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
削り角調整機構が便利
【エキスパートのコメント】
鉛筆のおもなユーザーは小学生ですが、実は低学年と高学年では削る角度を変えたほうがいい、というのはご存知でしたか?
低学年のうちは筆圧がうまくコントロールできないので、書いている間に芯を折ってしまいやすいので、芯が太くなる鈍角削りのほうが使いやすいのです。対して、高学年になると芯先が細くなる鋭角削りのほうがこまかい字も書きやすくなります。
そういった変化に対応できる、削り角や芯先の長さを調整できる機構をもった鉛筆削りは、低学年から高学年まで通してずっと使用できるのがありがたいところ。もともと手動の鉛筆削りは構造がシンプルで壊れにくいものですから、1台を長く使えたほうがいいですよね。
チャックレス機構は安心・安全
【エキスパートのコメント】
筆自体をつまんで回転させるコンパクトな鉛筆削り器と違い、手動・電動の鉛筆削りはドリルのように、らせん刃を鉛筆のまわりで回転させて削ります。そのため、手動・電動は削る際に鉛筆をしっかり固定しておく必要があるんです。
手動鉛筆削りの場合は差し込み穴についたクリップのようなチャック機構で鉛筆を固定するのが一般的。ですが、チャックのバネが強い製品だと、低学年の児童にはこの作業が難しく、またチャックの隙間で指をはさんで怪我をするかもしれません。
最近では、鉛筆を差し込むだけで自動で固定してくれる、チャックレスの手動鉛筆削りも発売されています。これらは不要な怪我を防ぐだけでなく、使いやすさのうえでもおすすめといえるでしょう。
ダストケースも要チェック
【エキスパートのコメント】
鉛筆を削る際にどうしても発生するのが、削りカス。らせん刃で削ったカスはこまかいので、万が一にもダストケース(カス受け)からこぼしてしまうと掃除がたいへんですよね。
そんなトラブルを少しでも減らすためにも、ダストケースがうっかり外れないロック機構がついた製品はおすすめです。ロック機構が効いている間は本体が机から落ちても削りカスが散乱しないので、安心して使えますよね。
また、ダストケースの容量が大きいと削りカスを捨てる回数が減らせるため、周囲を汚す確率も低くなります。削る性能だけでなく、ダストケースの性能もチェックしてください。