「あー、癒されたい」って思ったことはないだろうか? 通勤電車に揺られ、ずーっとパソコンとにらめっこして、仕事に追われて残業続き……そんな毎日を過ごしていると、たまには"リフレッシュしたい"という欲求に駆られるのも当然のこと。そんな働き者のビジネスマンにぴったりのスポットが、東京・新豊洲にある「チームラボプラネッツ TOKYO」だ。最近疲れが溜まってきたと自覚している筆者自ら同施設を体験してきたので、"癒し目線"でリポートをお届けしたい。
「チームラボプラネッツ TOKYO」って何?
テクノロジーを使いアート作品を制作している集団「チームラボ」が手掛ける施設。こちらは"Body Immersive"をコンセプトに掲げており、超巨大な作品空間へ、他の人たちとともに身体ごと没入する――そんなまったく新しいアート体験を楽しめるのが同施設の魅力となっている。
老若男女、誰もが夢中になれるアート展とあって、2018年7月のオープン以来、行列ができるほどの人気ぶり。また、夜は22時までと遅くまで営業しているので、都内近郊で働くビジネスマンなら、仕事終わりに立ち寄るのも可能。実際、筆者が取材に行った日も、多くのビジネスマンがまったりとアートを堪能していた。
ではでは、実際にチームラボプラネッツを体験してきたサラリーマンの筆者が感じた、3つの癒しポイントを紹介していきたい。
癒しポイント1「"裸足"で癒される」
大人になった今、自宅以外で裸足になることなんて、めったにない。チームラボプラネッツの大きな見どころのひとつでもあるのが"裸足"になること。入場ゲートをくぐったら、すぐにロッカーや更衣室があり、来館者はそこで靴と靴下を脱いで裸足になる。ちなみにカバンやコートなどの荷物もすべてロッカーに預ける。
それから、いざ作品の中に入っていくと、すぐさま水が流れる坂道が出現。そう、水の中を歩いて進んでいくのだ。
その後も、滝があったり、ひざぐらいの水に浸ったりと、水との触れ合いが満載。思いっきり室内なのだが、なぜか河原や湖の畔を歩いているような気分に浸れる。これは、チームラボプラネッツでしか体感できない、裸足ならではの癒しポイントだ。
癒しポイント2「"光"に癒される」
アート集団である「チームラボ」の真骨頂とも言えるのが、色とりどりの光を放つ美しいデジタルアートの数々。テクノロジーによって自然や生命を表現した多彩なアート作品の数々は、まさに圧巻のひと言に尽きる。
光の宇宙空間に立ってみると、なんだか異空間に入り込んだような不思議な感覚になる。それが、なんとも心地いいのだ。
ちなみに、専用のエキシビジョンアプリをスマホにインストールすれば、好みの宇宙の構成要素で空間を変えたり、蝶を飛ばしたりと、自分もアート作品に参加することが可能。
癒しポイント3「"空間"に癒される」
そんな美しいデジタルアートの作品群は、空間もこだわりが光る。前述した水が流れることもそうだが、そのほかにもブラックホールをイメージした空間を歩いたり、プラネタリウムのような半球状の空間で寝そべってアートを楽しんだり……と実に多彩。
子どもたちなら思わずはしゃいでしまいそうな気もするが、なかなか体感したことがない空間の数々に、新鮮な刺激を受けるに違いない。また、空間ごとに音や香り、床の質感などが異なるのもポイントだ。
訪れれば、日々の喧騒を忘れられる
寺社仏閣の"胎内巡り"をご存じだろうか。一筋の光も差し込まない完全な暗闇の中を通り抜けることで"生まれ変わり"を体感するものだが、この「チームラボプラネッツ TOKYO」も同様の感覚を受けた。これまで体感したことがない光、空間が織りなす作品群を通り抜けると、日ごろの疲れや喧騒をすっかりと忘れられる。美しいアート作品に力をもらって「よし、明日からも頑張ろう」と活力がわいてくる気も。
まだ訪れたことがない人はもちろん、リピーターにもオススメな施設なので、ぜひ癒しを欲するビジネスマンはチームラボプラネッツに足を運んでみてほしい。
●Informaion
「チームラボプラネッツ TOKYO」
東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO
営業時間:10~22時(最終入場21時)※土日祝は9時~