ダイドードリンコはこのほど、自動販売機(以下、自販機)の電力を活用してスマートフォンなどを充電できる環境を無償提供する「レンタル充電器」の実証実験を東京都内で開始した。
同社は、自販機に新たな価値を提供するための試みを2015年から展開している。2015年には、急な雨などの際に雨傘を無償で貸し出す「レンタルアンブレラ」、2016年には、スマートフォンを介してユーザーと自販機を繋ぐサービス「Smile STAND」を開始している。
今回、実証実験を行う「レンタル充電器」は、スマートフォンやタブレットなどの急なバッテリー切れなどの際に、手軽に充電できる環境を提供する取り組み。緊急時の電話連絡や写真撮影が必要な人などをサポートし、自販機が提供できる新たな価値を創出していくという。
展開エリアは東京都内の最大10カ所で、主な設置先は神田明神、青山学院大学など。外国人観光客が多い観光地や、学生の利用頻度が高いロケーションを優先して展開するとのこと。
レンタル充電器対象自販機のUSB充電ポートに手持ちのケーブルを差し込めば、機器の充電がスタートする。充電時間の目途は5分間。使用後は、SNSにて「#dydocharge」を付けた感想の投稿を受け付ける。投稿内容より活用状況を把握し、今後の改善に役立てていくという。