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【この記事のエキスパート】
アウトドア&旅ライター・編集者:大森 弘恵
オートキャンプ雑誌、アウトドア雑誌の編集部を経て、フリーランスに。
現在はアウトドア(おもにキャンプとウインターアクティビティ、野外料理)、旅をテーマに雑誌やWEBマガジンで活動。
趣味は30年ほど前からはじめた国内外でのオフロード・ツーリング&キャンプ。最近、ハンモック泊の心地よさに感激。
キャンプやアウトドア、専用施設でバーベキューを楽しむのに必須な「バーベキューコンロ」。人気のコールマンほか多数のメーカーから展開されています。この記事では、バーベキューコンロのおすすめ商品と選び方をご紹介。炭やガス、グリルや卓上、焚き火台兼用もピックアップしています。
バーベキューコンロの選び方
ここからはバーベキューコンロの選び方について紹介します。どんな視点でコンロを選べばいいのかわからない人は、ぜひ参考にしてください!ポイントは下記の6つ。
【1】ある程度の大きさが必要
【2】火の灯し方は「炭」か「ガス」か
【3】ロータイプや卓上コンロだと食卓を囲める
【4】本格派には耐久性のあるステンレス製を!
【5】作りたい料理に合わせてオプションを追加する
【6】できるだけシンプルなものを選ぼう
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ある程度の大きさが必要
バーベキューグリルの多くは焚き火台と兼用。ソロや徒歩のキャンプではなるべく軽くてコンパクトに収納できるものを選びたくなりますが、食後に焚き火も楽しみたいならある程度の大きさがあるほうがゆったり楽しめます。
キャンプ場で販売されている薪は30〜40cmなので、多少はみ出ても30cm薪が収まるものが便利。ファミリーなら焼き面40〜50×30〜40cm程度がひとつの目安になります。
【2】燃料は「炭」か「ガス」か
炭を熱すると、輻射熱(ふくしゃねつ:遠赤外線の熱線によって直接伝わる熱)により肉の芯まで火を通してうまみを閉じ込め、表面はパリッと焼き上がります。また、煙によるスモーキーな風味も心地よく感じられます。
一方、ガスはしっとりとした焼き上がり。炭焼きのほうがメリットが大きく思えますが、ビギナーは炭の着火で四苦八苦し、火力調整も思いどおりにできません。
それがいい思い出になることもありますが、食材がパリパリに乾燥して残念な焼き上がりになることも。その点、ガスは手軽さが身上です。
「しっとり」と「パリッ」、また「手軽さ」と「野外でしかできない体験」。どちらを優先するかで熱源を決めるとよいでしょう。
【3】ロータイプや卓上コンロだと食卓を囲める
高さ70cm程度のバーベキューグリルでは立ったまま作業ができてラクな半面、焼く場所と食べる場所が別々になってしまいます。テーブルのすぐ脇にグリルをセットして交代しながら焼くなど工夫しないと焼き係の負担も増えます。
その点、半分程度の高さのロータイプであれば、周囲に座ってみんなで焼きながら食べることができます。比較的コンパクトに収納できるのもポイント。卓上タイプは、飲みものやサラダなども手元に置けてさらにリラックスできます。
卓上タイプは、なるべく薄型のほうがテーブルとの高さの差が少なく安全。テーブルの面と高さの差が大きいと子どもは座ったまま焼き面を確認できないので不便です。
【4】本格派には耐久性のあるステンレス製を!
バーベキューコンロは、ステンレス製とスチール製があります。
ステンレスは多少高いですが、サビに強く耐久性があり、軽くて持ち運びも便利です。キャンプなどで本格的にバーベキューをすることが多い方向きです。
スチールは重く、サビやすい面がありますが、比較的値段が安いものが多くコスパがよいので、頻繁に使用しないのであれば充分使えます。
ほかにも準備や片づけの手間を省ける低価格の、使い捨てタイプもあります。
フタつきタイプなら料理の幅が広がる
バーベキューコンロにフタがついていれば食材の風味を閉じ込めて焼くことができるだけでなく、オーブンにすることも蒸し料理やスモーク料理などもでき、料理の幅が広がります。
また熱のとおりがよく、厚めの肉も効率よく早く焼けるので、料理のメニューを増やすこともできます。
フタつきタイプのコンロは、コンパクトな少人数向けのものから、大人数用の大型もありますので、用途に応じてお好みのものを選ぶとよいです。
【5】作りたい料理に合わせてオプションを追加する
バーベキューグリルでは付属の網を使う網焼き以外に、手持ちの鉄板や鍋をのせれば鉄板料理やスープを作ることもできます。
それで充分なのですが専用設計のオプションはさらにズレにくく使い勝手もいいのです。収納性も考えられており、持ち運びもラクです。
料理好きならオプションも豊富な商品のほうが、おいおい追加していく楽しみもあるのでおすすめです。
ただし、いずれこのオプションを……と狙っていても、製造中止になる場合もあります。ロングセラーやその派生型だと、その心配は少ないでしょう。
【6】できるだけシンプルなものを選ぼう
いろいろなギミックに目を奪われがちですが、油脂で汚れやすいバーベキューグリルは、タフでなるべくシンプルなものであるほうが、結局使い勝手がいいということになります。
パーツの数が少なく、凸凹が少ない形状であれば水拭きもかんたんなのですから。
大型のグリルで、灰受けを取り外せるものだと、キャンプ場の灰捨て場に本体ごと持ち運ばずにすむので、非常に助かります。
人気メーカー・ブランドの特徴を解説
バーベキューコンロの人気メーカー・ブランドを解説します。
Coleman(コールマン)
1900年頃に創業されたアウトドアブランド。日本に上陸したのは1976年頃で、日本のアウトドアファンにとって有名なメーカーです。特徴は、歴史に裏打ちされた品質で、使いやすく丈夫さがしっかりあり、多くのファンに愛されています。また、商品によっては、低価格なものも多々あり、コストパフォーマンスがいいのも魅力です。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
キャプテンスタッグは、家庭用品を中心に展開し、同時にアウトドアブランドも持つメーカー。ホームセンターでも商品展開されており、小物から大きなテントまで幅広いラインナップがあります。大きな特徴としては、ラインナップが充実しており、初心者から上級者まで網羅できるアイテムが揃っています。また、品質も十分なため、コストパフォーマンスが高く、初心者にもおすすめです。
LOGOS(ロゴス)
ロゴスは、登山レジャー品や海洋レジャー品まで幅広く扱う、日本のファミリーユースのアウトドアメーカー。特徴としては、低価格ながら本格的に制作されたアイテムで、かなりコストパフォーマンスが高いです。また、ロゴスが低価格でアイテムを販売することで、アウトドアへの敷居を低くし、アウトドア人口に一役買ったとも言われるくらい、ファンの多いメーカーです。
Weber(ウェーバー)
Weberは、アメリカで高いシェア率を誇るグリルが魅力的なブランド。グリルは球体になっているのが特徴で、アウトドアのコンロでも数多く採用されています。また、素材では鋼鉄製のプレートを使用し、熱持ちがよく、高品質です。アメリカだけでなく、日本でも根強いファンが多いメーカーです。
UNIFLAME(ユニフレーム)
ユニフレームは、新潟県の燕三条にあるアウトドア用品・キャンプ用品の総合メーカーです。品質金物が特徴の燕市で製造され、職人の技術が集約された高い品質が魅力です。また、サビに強く頑丈で、使い勝手もいいため、ファンが多いメーカーです。
ホンマ製作所
ホンマ製作所は新潟に本社を置く日本のアウトドアメーカー。1974年に設立され、薪ストーブや野外調理器具といった火を扱うアイテムを数多く展開しているメーカーです。ニーズに応えた使い勝手のいい製品が魅力で、品質も高さも随一。よりよい製品作りに力を入れているメーカーです。
ONOE(尾上製作所)
ONOE(尾上製作所)は、1948年設立の家庭用品メーカー。特にトタン製のバケツやジョーロ、チリトリといった製品は全国シェアを誇り、高い技術力があります。アウトドア製品は近年主力商品として展開し、トタンの技術を応用したバーベキューコンロなどを展開しています。高い技術が応用された品質の高いメーカーです。
GREEN LIFE(グリーンライフ)
グリーンライフは、新潟県三条市のエクステリア・レジャー用品メーカーのオリジナルブランドです。「きれいな地球で暮らしたい」をテーマに商品企画を行い、ガーデニング用品やレジャー用品といった様々な商品を展開しています。特にバーベキューコンロは有名で、シンプルで使いやすい製品は、多くのファンがいます。
山善キャンパーズコレクション
山善キャンパーズコレクションは、インテリア製品で有名な山善が展開するアウトドアブランドです。インテリアと同じく、価格も比較的安く、そして、使いやすい製品が揃っており、初心者の人でも始めやすく、楽しみやすいアイテムが多いです。また、商品開発にはユーザーの意見を取り入れ、よりよい製品作りに生かしているため、固定ファンも多いブランドです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)