グローバルウェイは1月30日、「30代の残業が少ない企業ランキング」を発表した。調査対象は『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載があり、2017年4月1日~2018年3月31日に企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」に30代ユーザーから10件以上の給与・残業情報が寄せられた企業。
残業が少ない企業の1位は「キヤノン」(平均13.0時間/月)。同社は創業時から「健康第一主義」を掲げており、フリーバカンス制度やリフレッシュ休暇制度を導入しているほか、「週2回のノー残業デー」を強化したことも、今回の結果につながったとみられる。ユーザーからは「製品日程に直結しない本社部門や管理部門は残業・休日出勤は一切ない。製品開発を行う事業部は、残業はあるが、残業時間は厳しく管理されているため、サービス残業は一切存在しない。また、休日出勤は、よほどのことがない限り認められない」(研究開発/30代後半男性)などの声が寄せられている。
2位は「本田技研工業」(同17.4時間/月)。「残業はしたくても、組合の力が強いためできません。特別に忙しくない限り週に6時間です」(技術関連職/30代後半男性)という口コミが挙がっている。
3位は「リコー」(同18.6時間/月)。「休日出勤は以前はあったが、残業規制や経費削減の理由もあり、今はほぼない。そして残業時間の規制がかなり厳しい」(研究開発/30代前半男性)などのコメントがみられた。
以下、4位「NEC(日本電気)」(同25.0時間/月)、5位「富士通」(同29.0時間/月)と続き、大手メーカーがトップ5を占める結果となった。