俳優の迫田孝也が主演する鹿児島テレビ開局50周年記念ドラマ『前田正名―龍馬が託した男―』(2月5日20:00~)の完成披露試写会が29日、鹿児島市内で行われた。

  • (左から)中江功監督、迫田孝也、吉俣良氏

このドラマは、坂本龍馬に託された名も無き薩摩藩士・前田正名が、地方産業の振興に奮闘する姿を描くもので、地元・鹿児島市出身の迫田が、ドラマ初主演。さらに、祖父が鹿児島出身の本仮屋ユイカ、去年いっぱいで休業宣言をしたピーターこと池畑慎之介が友情出演し、、鹿児島出身の元サッカー選手・前園真聖もドラマ初出演を果たす。主題歌も、鹿児島出身の中島美嘉が担当する。

約200人が詰めかけた会場で、迫田は「故郷鹿児島を背負っているドラマで、役者人生の中で間違いなく財産となった。このドラマを通して、隠れた薩摩の偉人『前田正名』という人物をたくさんの人に知ってもらいたい」とドラマの魅力を熱く語った。

脚本は吉田紀子氏、音楽は大河ドラマ『篤姫』を手がけた鹿児島市出身の吉俣良氏、監督は地方局のドラマ制作は初めてという系列キー局・フジテレビの中江功ゼネラルディレクター、語りは俳優の吉岡秀隆。この4人は、鹿児島・甑島の診療所医師をモデルにした人気漫画をドラマ化したフジテレビ系『Dr.コトー診療所』のチームだ。

同作は2月5日に鹿児島テレビで放送後、九州のフジ系列各局でも放送される。