ウルクスは1月18日、「派遣更新にまつわる意識調査」の結果を発表した。調査は2018年12月12日~13日、派遣会社に勤務中または勤務経験のある男女152名を対象に、インターネットで行われた。
「更新したくないと思いつつ、契約更新をしてしまった経験」があるか聞いたところ、「ある」50%、「ない」50%という結果に。派遣社員の2人に1人が、更新のタイミングでその現場を離れている一方で、更新したくないのに更新している実態が明らに。
更新せざるを得なかった理由としては、「生活のため・収入のため」(26.03%)、「次の仕事がまだない・見つかるか不安」(24.66%)、「給料がよかったから」(15.07%)が上位となった。
続いて、「更新したくない」ケースでも、更新する理由になる要素について聞いたところ、「更新する理由になる要素だと思う」(強くそう思う+そう思う)の割合が高かった順に、「時給」(75.7%)、「勤務条件の変更」(65.8%)、「派遣会社が派遣先と交渉」(52.0%)、「営業担当の細やかなサポート」(51.3%)と続き、時給と勤務条件を重視する傾向がうかがえる結果となった。
「契約更新したくない」と一番に感じた瞬間については、「派遣先の人間関係がよくなかった」(38.8%)が断トツの1位に。具体的には、「社員が私を派遣さんと呼び、社員と派遣との間に溝があり打ち解け合えない」「作業中に誰かが誰かの悪口を言っているのにも関わらず正社員は見て見ぬ振り。合わないなと思い更新したくありませんでした」といったエピソードが寄せられた。
最後に、「更新で悩んでいる派遣社員へのアドバイス」をもらったところ、「派遣の担当者に相談できることはして、とにかく話し合いが一番」「派遣だからといって、簡単に仕事を辞めたりすることは良くありません。もう少し頑張ってみましょう」「今の派遣先で正社員登用される可能性があるのならば、辛抱するのもあり。そうでないのなら、転職することをお勧めしますが、それには辛抱以上に努力が必要となることを覚えていてください」といった声が寄せられた。