クレジットカードを急いで発行してもらう方法のひとつに、即日発行に対応しているカードがあります。 ただ、早く受け取るためには店頭などに受け取りに行く必要があるケースもあります。

カードを取りに行く時間がない、でも早くカードがほしい時には、できるだけ早く郵送してもらえるカードが便利ですね。

  • 早く発行してもらえるクレジットカードは?

そこで今回は、郵送で早く発行してもらえるクレジットカードをご紹介しましょう。

即日審査・即日発行のカードは早く受け取れる

一般的なクレジットカードは、申し込み手続きをしてから郵送で届くまでにおよそ1週間から3週間程度かかります。

申し込みの方法によって差があり、インターネットで申し込み手続きをすると1週間程度、申込書を郵送して手続きをした場合には2~3週間程度のものが多いようです。

この期間には、申込書に書いた内容をカード会社が確認し、カードを利用した後に代金を返済する能力がどれくらいあるかを審査し、プラスチックカードを発行し、簡易書留で郵送する時間が含まれています。

カードの中には、この期間を短縮して速やかに発行してくれるものもあります。早い場合は、申し込んだ翌日に届けてくれることも。

早く届くカード3選

たとえば、郵送で早く届くカードには次の3つがあります。

JCBオリジナルシリーズ

国際ブランドJCBが発行するカードは、最短で申し込みの当日に発行され、翌日には自宅に届きます。※年末年始での申し込みは当日発行できない場合があります

早く発行してもらえるのは、通常デザインとWEB限定デザインのもの。対象のデザインなら、一般カードだけでなくゴールドカードも対応してもらえます。インターネットで申し込みをして、代金の支払口座をインターネット上から設定するのが要件です。ネットバンキングの情報や預金通帳、キャッシュカードなどを手元に用意して申し込むとスムーズですね。

VIASOカード

三菱UFJニコスのVIASOカードは、インターネットで入会申し込み、支払口座の設定をすると最短で翌営業日に発行されます。三菱UFJ銀行など大手銀行や地銀、信金、ネット銀行の一部についてネット上での口座設定が可能です。

発行後、速やかにゆうメールの簡易書留で届くので、早ければ申し込みから2~3日後に受け取ることもできるでしょう。※営業日は土・日・祝日および12月30日~1月3日を除いた月~金曜日

シンプルなデザインのほか、ファイナルファンタジーXIVやトランスフォーマー、ぐでたま、マイメロディのデザインもあるのも楽しいですね。

セゾンカードインターナショナル

永久不滅ポイントが人気のセゾンカードインターナショナルは、インターネットで申し込みをすると、審査が完了してから最短で3営業日後にカードが発送されます。店頭で受け取る場合には即日発行も対応しているので、申し込みから審査の時間は比較的スピーディーのよう。早ければ申し込みから4~5営業日で受け取れそうです。

ETCカードを同時に申し込むと、追加で1~2日かかるケースもありますが、店頭で受け取る場合にはETCカードも一緒に即日で受け取れることもあるようです。店頭受け取りは、全国のパルコやららぽーとなどのセゾンカウンターで対応しています。

カードを早く受け取るためのコツ

これら発行が早いカードは、ほとんどがインターネットで申し込みを受け付けています。できるだけ早くカードを発行・発送してもらうためには、ネットで必要な情報を入力する際にもれなく、正しく入力することが大切です。必要事項が漏れたり間違ったりしていると、カード会社が内容を確認しますので、それだけ審査が遅れてしまいます。

申し込み内容によっては、入力に間違いなどがなくてもカード会社から電話で確認されることもあります。電話がかかってきたときにすぐに応答できるようにしておくのも、スムーズに発行してもらうために有利でしょう。

カードを発行してもらうスケジュールは、申し込みをするタイミングによって変わることもあります。即日に審査や発行がされるのは、平日の9時や11時など、カード会社が定めた時間までに入力を完了している申し込みが対象です。多くは午前中に締め切られ、午後や土日の申し込みでは翌営業日扱いになります。申し込むカードのスケジュールをよく確認しましょう。

いつでもどこでも、スピーディーに発行できるクレジットカード。急いでカードを発行したいときに活用してはいかがでしょうか。

※写真と本文は関係ありません

加藤梨里
ファイナンシャルプランナー(CFP(R)認定者)、慶應義塾大学スポーツ医学研究センター研究員
保険会社、信託銀行を経て、ファイナンシャルプランナー会社にてマネーのご相談、セミナー講師などを経験。2014年に独立し「マネーステップオフィス」を設立。専門は保険、ライフプラン、節約、資産運用など。大学では健康増進について研究活動を行っており、認知症予防、介護予防の観点からのライフプランの考え方、健康管理を兼ねた家計管理、健康経営に関わるコンサルティングも行う。