成人女性の多くが当然のように毎日しているメイク。しかし、毎日のルーティンになってしまい、実は正しいメイク方法やアイテム選びができていないことも多いのでは? そこで今回は、マイナビニュース会員から集まった「メイクに関する疑問」に、資生堂PR・竹政佳恵さんにお答えいただきました。
ファンデーション編
【質問】自分の肌の色に合ったファンデーションの選び方を教えてください。
ファンデーションの色選びの基本は、「肌色をきれいに見せながら、首の色ともなじんで自然に見えること」です。そのためには、素肌の色をよく観察して、実際につけて確認することが大切です。ほお下の肌色に近い色をフェースラインにつけ、顔と首の色のバランスを見ながら選ぶとよいでしょう。
【質問】ファンデーションはそのファンデーションと同じシリーズの下地を使わないとあまり効果がないのでしょうか?
同じシリーズだと相性がいいとは思いますが、肌質や悩みに合わせて化粧下地を上手に使い分けると、自然に仕上がり化粧もちもアップしますよ。
【質問】リキッドファンデーションとパウダーファンデーションは、それぞれどういう肌タイプに向いているのでしょうか? 乾燥肌、混合肌、脂性肌それぞれに合ったファンデーションの選び方を教えてください。
肌タイプ別に、以下のように選ぶのがオススメです。
乾燥肌→リキッドファンデーション
混合肌→乾燥しやすいUゾーンはリキッド、Tゾーンはパウダーファンデーションと使い分けを
油脂性→パウダーファンデーション
メイク編
【質問】眉毛を左右対称に描けません。どうしたら上手く描けますか?
どうしてもアンバランスになってしまうという人は、苦手な方から描くのがオススメです。まずは両眉の毛流れを整え、眉の形をしっかりと観察します。苦手な方の眉を先に描き、その形に近づけていくように得意な方の眉を描き足していくと、左右対称に仕上げやすくなります。もとの眉の形や高さが左右極端に違う人は、交互に少しずつ描いては鏡で両眉をチェックしていくのがポイントです。
【質問】夜になるとメイクが落ちてしまいます。持ちのいいメイク方法を教えてください。
お手入れが不十分な肌は、ファンデーションが粉っぽく仕上がり、粉よれや粉浮き、皮脂崩れなどを引き起こします。スキンケアでしっかりお手入れし、肌の調子を整えておくことが大切なんです。
また、ファンデーションだけでカバーしようとすると、厚ぼったくなったり、化粧崩れが目立ったりしてしまいます。そのためには化粧下地は必須。肌質や悩みに合わせて化粧下地を上手に使い分けると、自然に仕上がり化粧持ちもアップします。
メイクが崩れ始めたら、あぶらとり紙で皮脂を抑えましょう。早めに対応することで崩れが最小限にとどまるので、こまめにチェックすることが大切です。
【質問】アイシャドウ、アイライン、マスカラなどのアイメイクはどの順番でメイクしたらいいのでしょうか?
アイシャドウ→アイライン→マスカラの順番で塗ることをオススメします。
スキンケア・その他編
【質問】季節によるスキンケアアイテムの使い分け方を教えてください。
・春
寒暖の変化が目まぐるしく、肌が不安定になったり敏感になったりします。花粉対策化粧品・乾燥対策をオススメします。
・夏
紫外線が強くなり、メラニンが過剰に生成されるためUV対策をしっかりしてください。それと同時に、冷房により肌の水分が奪われるので乾燥対策もお忘れなく!
・秋冬は乾燥対策
気温の低下とカラカラに乾いた空気によって、乾燥や肌荒れが深刻になりやすい秋冬。この時期を健康的な肌で乗り切るには、とにかく乾燥させないこと! 肌の乾燥は、バリア機能やターンオーバー(肌の生まれ変わり)を低下させ、敏感肌症状を引き起こすきっかけになりかねません。保湿効果の高いスキンケア製品でお手入れをしたり、マスクや美容液といったスペシャルケアを取り入れたりするのも有効です。また、肌にたっぷり栄養を届けて元気な肌を作るためにも、血行不良は意識的に改善するようにしましょう。肌をやさしくマッサージするほか、適度な運動や入浴といった、体のなかから血流を良くすることも敏感肌予防に繋がりますよ。
【質問】化粧品は開封してからいつまで使用することができるのでしょうか? また、パフやブラシのお手入れタイミングが知りたいです。
商品の中味タイプや保管状況によってどの程度の期間使えるかどうかは、違いがあります。使用時に変な臭いがせず、分離していない、変色していないなど、購入時と同じ状態の場合はご使用いただけます。
ただし、一度開封した化粧品には、ホコリや雑菌が混入する可能性もあります。開封後すぐに品質が変化することはありませんが、なるべく早く使いきることをオススメします。
パフやブラシは使うたびに洗うのが理想ですが、なかなかそれは難しいもの。なるべくこまめに洗ってきれいな状態を保つように心がけましょう。
いかがでしたか? 美しい肌を長く保つには、日ごろのスキンケアや正しいメイクの知識が不可欠です。ぜひ明日からのメイクや、次のアイテム選びの参考にしてみてください。